危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ
物理の基礎に関する過去問②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続きから「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

沸点について、次のうち正しいものはどれか。

1.沸点は、外圧が高くなれば低くなる。
2.水に食塩を溶かした溶液の1気圧における沸点は、100℃より低い。
3.沸点とは、液体の飽和蒸気圧が外圧と等しくなったときの液温である。
4.可燃性液体の沸点は、いずれも100℃より低い。
5.沸点の高い液体ほど蒸発しやすい。

各選択肢を解説すると以下のようになります。

1.沸点は、外圧が高くなれば高くなります。
2.食塩水の1気圧における沸点は、沸点上昇により100℃より高くなります。
3.液体を加熱していくとき、その液体の飽和蒸気圧(飽和蒸気)が外圧と等しくなると液体が沸騰します。このときの温度を沸点または沸騰点といいます。
4.可燃性液体の沸点は、100℃より高いものもあれば、低いものもあります
5.沸点の低い液体ほど蒸発しやすく、沸点の高い液体ほど蒸発しにくくなります。

よって、正しいものは、選択肢3.になります。

正解の選択肢である沸点とは何かという定義は、必ずおさえるようにしてください。

今回は「物理の基礎に関する過去問」について、をご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。