危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ
物理の基礎に関する過去問①

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「静電気」についてご紹介したことにより、一通り物理の基礎についてご紹介したことになりますので、今回から「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

物質の状態変化について、次のうち正しいものはどれか。

1.一般に融点は沸点よりも高い。
2.固体が液体になることを凝固という。
3.固体が直接気体になることはない。
4.気体が液体になることを凝縮という。
5.融点が12℃の物質は常温(20℃)では固体である。

各選択肢を解説すると以下のようになります。

1.一般に沸点の方が融点より高くなります。
2.固体から液体に変化することは凝固ではなく、融解といいます。
3.ドライアイスやナフタレンのように固体から直接気体になる場合があり、これを昇華といいます。
4.気体から液体に変化することを凝縮または液化といいます。
5.融点は固体から液体に変化するときの温度です。融点が12℃であれば、この温度を下回ると、固体、上回ると、液体になります。よって、常温(20℃)では、液体の状態にあります。

よって、正しいものは、選択肢4.になります。

物質の状態変化については、まず、しっかりと各現象の定義をおさえるようにしてください。

今回は「物理の基礎に関する過去問」について、をご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。