公務員試験対策講座の講師ブログ

数的処理が伸び悩んでいて、自信がなくなりました

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

さて、この時期ありがちな、タイトルの質問です。
冷静に考えれば当然起こりうる状況なのですが、ご本人からしたら大変なことです。
一度状況を一緒に整理しましょう。

まず、試験が近づくにつれ学習する科目が増え、そして、復習する範囲が増えてきています。
教養型で言えば、知識科目のインプットを始める方も増える時期です。
数的処理を最初から学習していたとしても、同じ問題を繰り返すペースが鈍るのは当たり前です。
また、記憶の容量には限界がありますから、復習量が増え、こぼれ落ちる知識が目につくのもこの時期にはありがちなことです。
ただ、この「こぼれたのをひろう作業」を繰り返すうちに、自然とこぼれるものも減っていきます。

そして、タイトルの状況が発生する一因として「模試の成績が気になりだした」という方もいらっしゃるはずです。

例年、各社で秋口から公務員試験の模試がスタートします。それを受験し、焦ってきている方もいるのではないでしょうか?

まず、結論から言えば一切気にする必要はありません。

初年度の受験生であれば直前が一番伸びますし、この時期の模試の成績はほとんど参考になりません。
じゃあ、どうすればいいのか?というとあくまで、「学習の進捗の確認」として使用しましょう。
例えばあなたが「8割を見込んでいる科目で何割とれているか?」をチェックすれば到達点までの距離を測ることができます。
8割を取る予定なのに5割しか取れていないのであれば、じゃあ残りの3割はどの論点(問題)で取っていけそうか?というように客観的なチェックが可能になります。
また、到達点クリアしていればもうほとんど手をつける必要がなくなるので、他の科目の学習に時間をさけますよね。

最後に、数的処理に関して言えば、もしあなたが「今、すべての範囲が終わっていない」のであればまだまだ成績を気にする必要はありません。

数的処理は例えば、「速さと比」「円の定理と軌跡」のように、単元をまたがった知識が求められることがありますが、それを解くにはその二つの論点について、同じ水準でインプットを終えている必要があります。
ですから、範囲を終えることでおのずと成果は出てきます。

引き続き頑張っていきましょう!