公務員試験対策講座の講師ブログ

書く時間、聞く時間、見る時間

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

「時間に対するコスパ」というニュースを見ました。

最近の若い人(こんな言葉を使うようになってしまったんだなあ…)の中にいるらしい、「映画を倍速で見て、音楽はサビだけを聞き」というコンテンツの消費をする若い人達の話です。
これをご覧になっている大学生の受験生の方にもいらっしゃいますか?
音楽や映画のクリエイター方からはどちらかというと批判的な声が上がっているようですが、振り返ってみると僕自身、予備校の先生の講義は音声や動画であれば倍速で聞いていた記憶があります。
そうすれば、受講時間が半分になりますからね。
講義は合格だけを目標に消費されるものなので、僕自身も倍速で聞いて消化できるのであれば是非そうしてほしいと思います。

さて、タイトルに戻りますが、「勉強は五感を使ってするとよい」という話を聞いたことはないでしょうか?
公務員試験では大きく、実際に鉛筆を動かして「書く」、講義を「聞く」、問題を読む・解く「見る」実際に声に出してみる「言う」の4つがあると考えています。

僕がいつもお伝えしているのは、「見る」を重視することです。
というのはどうしても他の三つは、「見る」と比べると時間がかかってしまう欠点があります。
時間対効果の面で「読む」、知識問題などは手を動かさずに「解く」時間が多いとコスパはいいはずです。
時間対効果を重視する若い人の例にかぎらず、読む時間を学習の中心に据えるのは全受験生にとってメリットのあることだと言えます。

ただ、コスパだけではどうにもならない面があるのも「また然り」でして…。
例えば、一緒に学んでいる数的処理ですが、解答を読んでいると理解できてしまうことも、自分で手順を立てると止まることもあるでしょう。
このように時間をかけることで気づきが得られます。

来年の受験であれば、この時期はまだまだあわてる段階ではありません。
あくまで中心は「目」ですが、覚えられないものについては補助的に「声に出す」「書いてみる」というのを使ってみてもいい時期です。