公務員試験対策講座の講師ブログ

教員採用試験との併願をする方にも、早めのスタートをオススメします。

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

以前、「公務員試験は特段の事情がなければ1年や2年から始めなくてもいい」という趣旨の記事を書きましたが、その「特段の事情」に教員採用試験も追加させてください。

というのは、「教員」と「公務員」に親和性があるのか、両方を志望する学生を見る機会も多いからです。
確かに公共性の高いオシゴトであり、いずれも(公立学校の教員であれば)公務員というくくりになりますから、両天秤に構えるのも「確かに」とうなずける部分もあります。

ただ、実際、大学生を見ているとその併願はかなりきつそうに見えます。
教育実習もありますし、通常の大学生よりも取得単位が多いのが常です。
僕自身、教員採用試験の科目の講義の経験があるので、公務員志望、教員採用試験志望の両方の学生のことを知っています。

余談ですが、以前、僕の授業で急に立ち上がった学生がいて驚いた記憶があります。
真面目な学生だったので、僕の進行に何か不手際があったのかと焦りましたが、結論は違いました。
「最近、勉強が忙しくて最近あんまり寝ていません!座っていると眠くなるのでしばらく立っていてもよろしいでしょうか?」

学習範囲も重なる部分はありますが、教職関連の科目は公務員試験には一切出ませんし、逆に公務員試験の専門科目も教員採用試験にはほぼ関係がありません。
ですので、両方を同時並行するとなると、かなりの負荷がかかります。
その意味で、スタートは早いに越したことはないでしょう。

具体的にどこから始めればいいかというと、上記専門科目は重なりがないため、その後、どちらか一本に絞った場合、ムダになるリスクもあります。

学習範囲で重なるのは公務員試験の教養科目・教員採用試験の一般教養科目にあたります。
両方を志望しているが進路を絞り込みかねているという方はどちらか一方の一般教養科目は手をつけても学習として損はしないでしょう。

ただ、公務員試験と教員採用試験に関する下記の点に留意が必要です。

どちらも「一般教養」と言えますが、スタートするにしても「最終的な進路によって、ゴールが少し異なってくる」という意識は持っておくことをオススメします。