ファイナンシャルプランナースペシャリストによるこっそり裏講義

皆さん、こんにちは。
講師の伊藤です。残り1ヵ月、過去問をひたすら解けるようになってきているでしょうか。最後まで気を抜かずに1つ1つのキーワードをおさえていってくださいね。

さて、前回まで2回に分けて記念貨幣の歴史を垣間見てきました。FPとして活動するときには、単純にテキストに記載のある内容を知っていればよいわけではありません。様々な角度について知っている、できれば他のFPさんと異なる分野を詳しく知っているほどその人の価値は上がります。

そこで、今回はお金検定を実施してみます。直接FP関連とはつながりはないものの、こうした知識も知っておくことでどこかで役立つかもしれません。ちなみに、私はお客様との会話や講演時にこうしたネタはつかいます。それでは問題です。

<問題1>
大判小判の「大判」を最初に造らせたのは誰?

<問題2>
福沢諭吉の旧1万円札はどこが製造していた?

<解答1> 豊臣秀吉
 日本銀行の貨幣博物館などに行くと実際に見ることができる「大判」。1573年から鋳造された天正菱大判金に始まり、1860~1862年に鋳造された万延大判金まで実に300年近くもの間鋳造されていた特別な貨幣になります。
 大判は家臣への恩賞用、朝廷・公家などへの贈答用に鋳造され、その始まりは豊臣秀吉が室町将軍家の御用彫金師である後藤家に銘じて造らせたのが最初といわれています。
 後藤家が大判を鋳造したこともあり、どの時代の大判をみても後藤家のサインが墨書きされています。量目は十両(44匁=165g)と定められていました。

<解答2> 大蔵省、財務省、国立印刷局製造の3種類ある
 旧1万円札・5千円札・千円札をお持ちの方、一度手に取ってみてください。実は旧紙幣には大きく分けると時代によって3つの銘版があります。紙幣の一番下真ん中部分あたりに「○○○製造」とあるかと思います。そこを見ることでいつの時代に作成されたかが推測できるのです。最も古いのが大蔵省銘版になります。その後、財務省銘版となり、最後は国立印刷局銘版となっています。
 なお、現在の紙幣は、すべて「国立印刷局製造」となっています。

 いかがでしたでしょうか。こうしたネタを仕入れることもFPとして差別化するためには必須です。是非面白ネタとして使ってください。

<予想問題>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。
次の各文章を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい。
【問題1】
相続税において、自己が所有している宅地に賃貸マンションを建築して賃貸の用に供した場合、当該宅地は貸家建付地として評価される。

<解答> ○(①)
貸家建付地の相続税評価計算式も覚えておきましょう。
貸家建付地の価額=自用地とした場合の価額-自用地とした場合の価額×借地権割合
×借家権割合×賃貸割合
実際には、「借地権割合」及び「借家権割合」は、地域により異なります。

【問題2】
65歳到達時に老齢基礎年金の受給資格期間を満たしている者が、67歳到達日に老齢基礎年金の繰下げ支給の申出をした場合の老齢基礎年金の増額率は、12.0%となる。

<解答> ×(②)
繰下げは「0.7%×繰り下げた月数分」年金が増額されます。したがって、67歳から受け取る場合には2年(24ヵ月)繰り下げることになりますので、0.7%×24ヵ月=16.8%増額されることになります。

いかがでしたでしょうか?継続は力なり。コツコツ過去問をこなすことが重要です。
それではまた次回、お楽しみに★



伊藤 亮太

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