「株式、証券、保険は売らず、自らを露出」独自の戦略で中立的な立場を貫く | FP・ファイナンシャルプランナー

キャンペーンバナー

実務家密着取材

直撃インタビュー
ファイナンシャルプランナー 伊藤亮太さん

ファイナンシャルプランナー   伊藤亮太 さん

1982年生まれ。岐阜県大垣市出身。2006年に慶應義塾大学大学院 商学研究科経営学・会計学専攻を修了。在学中にCFP®及びファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得する。卒業後は証券会社に入社し、営業、経営企画、秘書業務等を経て2007年11月に「スキラージャパン株式会社」を設立。現在、個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案・策定・サポート等を行う傍ら、法人に対する経営コンサルティング、相続・事業承継設計・保険設計の提案・サポート等を行う。
金融や資産運用、社会保障(特に年金)、保険をテーマにした講演でも多くの実績を持ち、CFP®受験講座の講師としても定評がある。著書として、『ゼロからわかる金融入門 基本と常識』(西東社)等がある。

伊藤亮太さんが取締役副社長を務めている「スキラージャパン株式会社」のホームページは以下の通りです。
URL : http://www.skirr-jp.com


「株式、証券、保険は売らず、自らを露出」
独自の戦略で中立的な立場を貫く若手カリスマFP

試験に合格して資格を取得した後、実際にどのような仕事を行うのか。フォーサイトでは活躍中の実務家を直撃し、その実像に迫ります。今回は、ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太さんからお話を伺いました。

どのようなお仕事をされているのでしょうか


資産運用、保険、社会保障(年金、介護、医療)を専門に、相談、執筆、講師の三本柱で業務を行っています。ファイナンシャルプランナーの中にはさまざまなタイプの方がいますが、私は株式や証券、保険などの金融商品は一切販売しません。FPとしてスタートした時からのモットーとして、常に中立的な立場からお客様にアドバイスすることを心がけています。
 相談に訪れるお客様の約7割は個人です。20代〜30代の方が比較的多いですが、その方たちの親御さんのご相談を引き受けることも増えていますね。生活設計、適切な金融商品の選定、保険やローンの見直し、マネー・ライフプランニングの提案・サポート等を行います。また、インターネットをはじめとする多くのメディアで執筆したり、証券会社などの金融機関、保険会社、大学等で資産運用関連、金融業界動向、ファイナンシャル・プランニングに関する講演も積極的に行っています。自らを露出することで、「商品は売らず、中立的な立場を守る」スタンスを貫いています。


東洋大学経営学部で非常勤講師も務める伊藤さん

東洋大学経営学部で非常勤講師も務める伊藤さん


ファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思ったきっかけは何ですか


私は慶應義塾大学商学部を卒業後、そのまま大学院の商学研究科に進みました。専門は社会保障で.、年金制度の問題点や公的年金の意義・メリット等について研究しました。周りには、資格試験に取り組む同級生が多かったため、私も少なからず影響を受けました。そこで、「認知度が当時まだ低くて、将来性が見込める金融系の資格」を探したところ、見つけたのがFPでした。試験範囲の一部が研究テーマと被っていましたし、勉強すればするほど、「将来独立したときに役に立つ資格だ」と思いましたね。当時は学生で、実務経験がないために苦戦しましたが、約2年かけてCFP®を取得しました。


CFP®に加え、DCアドバイザー、証券外務員資格も保有

CFP®に加え、DCアドバイザー、証券外務員資格も保有


独立後、どのようにお仕事を進めていきましたか?


新卒で飛び込んだのは、都内にある証券会社です。もともと独立志向の私は、「一年間で会社の仕組みを学ばせてくれる」という条件で入社を決意しました。営業、経営企画に加え、社長秘書業務もこなし、会社という組織について、ひと通りのことを学びました。1年半ほど働いたところで、「リスクを冒しても独立したい」という気持ちが強くなり、退職しました。そして2007年、同世代の仲間と興したのが、スキラージャパンです。「金融教育を普及・提供することを目的として、FP業務・FP受検対策・経営コンサルティングに取り組む」ことをミッションに、あえて私は「金融商品や保険を売らないFP」に徹する道を選びました。当時、勝算は…全くありませんでしたね。開業してから2年間ちかくは仕事が入らず、本当に厳しい状態が続きました。しかし、講師・講演・執筆業務からジワジワと裾野を広げ、口コミや紹介、評判でつながっていき、3年目からは勢いに乗ることが出来ました。


お仕事の魅力、やりがいは何でしょうか?


FPは、生涯現役で出来る仕事です。最大の魅力は、日々学び、成長し続けることが出来る点だと思います。業務範囲は広く、やり方は自分次第で、何でもできます。
好きなように出来る半面、責任もあるのですが、決断するのは自分なのだから、ストレスは感じません。お客様から面と向かって「あなたに相談してよかった」、「講演を聞いてよかった」とお言葉をいただけることもたびたびあります。好きな仕事を思うように出来、評価をいただける喜びは何ものにも代えがたいですね。


マネーに関するさまざまな講演・セミナーの講師としても活躍

マネーに関するさまざまな講演・セミナーの講師としても活躍


お仕事の際に気をつけていることは何でしょうか?


FPの仕事において、正解はひとつではありません。まさに『十人十色』で、FPが10人いれば10通りの答えがあると思います。数多いるFPの中からお客様に選ばれるためには、他人と違うことをしなければなりません。私は、お金もコネも人脈も全くない状態からスタートし、自分なりの戦略をもって進んでいます。これまでの知識と経験、やる気と発想力をもって、お客様と同じ目線で歩くよう心掛けています。


伊藤さんの趣味は旅行

伊藤さんの趣味は旅行


今後の展開、将来の展望について教えてください


1万本のマネーコラムを書き、1000人のお客様と顧問契約を結ぶことが、現在の目標です。テーマは、金融や経済に関する内容、投資、社会保障、事業承継、M&A、家計簿、節約がメインですが、日本経済新聞の読み方講座、経済・金融講座、FP資格取得対策講座、証券外務員資格取得講座等、多岐にわたります。今後、より多くの方の役に立つ情報を発信・提供していきたいと考えています。



メッセージ

現在、認知度は高くなりましたが、FPはまだまだ未知数の資格だと思います。業務範囲は幅広いため、個性を活かして独立系FPとして活躍している方も多いです。「なぜFPになりたいのか」、「FPになって、何がしたいのか」。あなた自身の目的を明確にし、『合格』という目標の先に向けて、たゆまず努力していただければと思います。


ファイナンシャルプランナー   伊藤亮太 さんの、ある1日


ある日のスケジュール
7:30 起床 朝食
8:00 出勤  
9:00 講義 大学にてファイナンス特別講座を担当
11:00 取材 FPコメント収録
12:00 休憩 昼食
13:00 個別相談 家計・保険の見直し等に関する相談
15:00 帰社 事務作業、執筆など
19:00 個別相談 資産運用に関する相談
21:00 帰宅  
22:30 仕事 残務処理、メールチェック等
24:00 就寝