最低限のコストで最大限の安心を提供する家計のホームドクター | FP・ファイナンシャルプランナー

実務家密着取材

直撃インタビュー
ファイナンシャルプランナー 若松達也さん

ファイナンシャルプランナー

若松達也さん

「ライフプランで人生に羅針盤を」
最低限のコストで最大限の安心を提供する
家計のホームドクター

2002年東北学院大学経済学部を卒業
2002年外資系生命保険会社のアフラックに入社
2005年愛知県の保険代理店・大前ライフサービスに入社
2006年有限会社クレストに入社
2007年ファイナンシャルプランナー(AFP)資格取得
2010年有限会社クレスト代表取締役に就任
2011年ファイナンシャルプランナー(CFP®)資格取得


URL : http://crest.bizpress.info

若松さんが代表取締役を務める「クレスト」は、東京・東上野で生命保険・損害保険の募集、新規住宅ローン及び借り換え相談、ライフプラン設計などに関する業務を扱う会社。外資系生命保険会社に就職後、地方都市の保険代理店を経て、母親の設立した保険代理店・有限会社クレストに入社した若松さんですが、大学在学中は現在のような職業に就くことなど、まったく頭になかったそうです。プライベートでは2児の父親でもある若松さんが今、思い描く理想の「家計のホームドクター」とは……。

スタートは外資系生保の代理店研修生制度

東京で生まれ育った若松さんは、大学時代を仙台で過ごします。経済学部に入学し、2002年に、新卒で外資系生命保険会社のアフラックに入社。同社では代理店研修生制度を受け、3年間勤務しました。

「大学在学中はファイナンシャルプランナーの資格取得どころか、保険業界に進むことすら考えていませんでした。しかし、母が1986年よりアフラック募集代理店として営業を始め、1990年に会社組織としてクレストを設立していましたので、アフラックの代理店研修生制度で業界のことを学び、将来に生かせればと入社したのです」


趣味はサッカー、フットサル、ウェイクボード、スノーボードというかなりのアウトドア派で、もともと人と会うことが苦にならなかったという若松さん。しかし、アフラックを退社後に移った愛知県岡崎市の保険代理店・大前ライフサービスでは、いささか戸惑いもあったそうです。

「岡崎での1年ちょっとは、保険の営業を実地で学んだといえる期間です。何しろ初めて暮らす地方でしたので、話すイントネーションから現地の言葉に合わせないと、相手の心の扉を開いていただくところまでたどり着けません」

顧客との接し方を慣れない土地で学ぶことでひと回り成長した若松さんは、2006年夏、帰京し、母親が代表を務めるクレストに入社。それまで培った経験を生かし、保険代理店経営者への道を歩み始めます。


FPフォーラムでの挫折をバネに上級資格を取得

「資格を取ろうと思ったのは、岡崎で仕事を指導してくれた先輩がAFPを取得していたので、その姿に憧れて。初めは格好良さからでしたね(笑)」

いわば軽い気持ちで2007年にAFP資格を取得した若松さん。その翌年から、FP資格取得者のブラッシュアップ及びFP技能士同士の交流を目的に開催されるFPフォーラムに参加。そこでの出来事は、ファイナンシャルプランナーの仕事に対する考え方に大きな影響を与えたと言います。



「フォーラムでは、地域住民を対象にした無料相談コーナーも設けられます。私はボランティアで住宅ローンの無料相談を担当したのですが、スムーズに対応できず挫折感を味わいました。そこで助け船を出してくれたのが、二人一組で相談を受け持ったCFP®資格取得者のパートナー。知識も実務経験も豊富なためか、お客様への説明はとても明快で分かりやすい。その隣で、私は打ちのめされた気分に……。このままじゃダメだなと思いました」

2010年2月、クレストの代表取締役に就任した若松さんは、悔しさを起爆剤とし、現状に甘んじることなく努力を重ねた結果、住宅ローンアドバイザーの資格に続き、2011年、CFP®資格を取得。「自分の強みは住宅ローン相談」と胸を張るまでになったのです。

「当社は保険代理店ですが、お金にまつわる相談は常に存在しています。教育資金や住宅ローンといったライフスタイル設計全般に携われるファイナンシャルプランナーは、貢献できる範囲の幅広さという点で特に魅力的ですね」


基本は顧客それぞれの持つ背景を理解すること

クレストの経営方針のひとつに掲げられているフレーズ、「家計のホームドクターたること」。
それを実現するために、若松さんは日々の業務で心がけていることがあります。

「自分の価値観を相手に押し付けないことが、まず大事ではないでしょうか。お客様の人生や暮らしにはそれぞれ異なった背景があり、その背景を理解することなくして、的確な提案や設計はできない。こういう原則が、私どもの仕事の根底にはあると思います」




第一印象につながる身なりなどの外見を整えることはもちろんのこと、「自分が話そうとするよりも、相手の話に耳を傾ける姿勢。そういった傾聴を心がけることによって、お客様に信頼感と安心感を与えたいのです」と話す若松さん。都会的なスマートさと素朴な温もりを併せ持った話しぶりには、これまでさまざまな経験から育んできた『顧客本位』の思いがにじみ出ています。

「どんなお客様でも期待と不安を抱きながらご相談されると思います。そういった方々に適切に対処できるよう、知識を絶えず研さんすることも必須です。その結果、ご本人やご家族の皆様が最終的に喜んでいただければ、私どもにとっては何よりの幸せになります」

勤務日は朝8時に出社、おおむね10時、13時、16時と3件のアポイントメントをこなすというスケジュール。夜7時ごろからは、企画を練ったり、ビジネスグループの打ち合わせに参加したりすることも増えているそうです。

「土日は基本的に休みですが、どちらかは仕事していることが多いです。でも、2人いる子どもたちと過ごす時間は、しっかり取れています。また、学生時代の遊び仲間と会う機会が減った代わりに、異業種交流など自分にとって有意義なネットワークが広がったことは、大きな変化ですね」

今後は海外展開する独立系FPも視野に

「金融商品の取り扱いも増やし、ゆくゆくは独立系FP事務所としてやっていきたいというのが、将来的な展望です。さらにアジア諸国在住の日本人向けファイナンシャルサービスなど、活動の場を拡大できればと思っています」

奥様はかつてアフラック時代の同僚で、語学が堪能とのこと。若松さん自身も目下、英語力アップの勉強中だそうです。



「ファイナンシャルプランナーは独占的な業務がありませんが、顧客の総合的な相談に対処できる立場にあり、まさに『家計のホームドクター』にうってつけだと思います。突き詰めていけばいくほど、非常にやりがいのある仕事です。ただ、資格試験でも範囲が広いですが、何かひとつでも秀でた強みを持っているほうがいいでしょう。私は“もしも”の場合を想定し、「最低限のコストで最大限の安心を」をモットーに、人生の羅針盤となるライフプランをご提案しています。今後、先代から続く既存のお客様との信頼関係を大事にしながら、新規開拓も視野に入れ、FPとしての活動もひろげていきたいと思います」