行政書士 山田博和さん

実務家密着取材

直撃インタビュー
行政書士 山田博和さん

行政書士

山田博和さん

「自分探し」の果てに見つけた天職
新たにチャレンジする人をサポートする
ベンチャー支援行政書士

1993年 東京都内の高等学校を卒業
1995年 ワーキング・ホリデーでオーストラリアへ
1996年 帰国後、派遣社員としてホテルに勤務
2000年 ベンチャー創業支援会社に入社
2003年 宅地建物取引主任者資格取得
2004年 行政書士試験合格
2006年 山田博和行政書士事務所を開業
.


法人設立サイト : http://kaiketsu-yamada.com
総合サイト : http://gyosei-yamada.com

会社設立代行をはじめ、建設業許可、各種許可、遺産相続、在留資格など、幅広く業務展開している行政書士の山田博和さん。生まれ育った地元、東京・足立区で2006年から事務所を営んでいます。東京都内の高校を卒業後、ワーキングホリデーで単身オーストラリアへ。帰国後、ホテルやベンチャー創業支援会社に勤め、行政書士の試験にチャレンジ。合格後、32歳で開業に至りました。海外生活、多彩な勤務経験は、行政書士としての仕事にどう生かされているのでしょうか。ご自身の性格や心境の変化と併せ、山田さんのこれまでを振り返っていただきました。

就職前、「自分を探しに」オーストラリアへ

東京23区の中でも、製造業の盛んな足立区で、自営業の家庭に生まれた山田さん。両親が懸命に働く姿を、小さなころから日常的に見て育ちました。

「サラリーマンの家庭と違って、仕事にがんばっている親の様子をいつでも見ることができました。お金を得ることの楽しさばかりでなく、日々の労働の厳しさも目の当たりにしたことは、今でも思い出されます。サラリーマンではなく自分で起業したかったというのは、自営業だった家庭環境が大きいですね。私にとって両親は、常に追いつき追い越したい目標でしたから」

高校生になった山田さんは、仕事に就く前に海外へ出てみることを思い立ちます。そのために必要な英語力をつけようと、高校卒業後すぐに語学学校へ通いました。

「将来どんな仕事をしたいという明確な目標は、まだ当時ありませんでしたから、海外へ行くことには、いわゆる『自分探し』的な意味合いもありました。ただ、どんな人とも物怖じしないで交流できるとか、そういう社交的な性格ではなかったんです。でも、世の中へ出たら、このままではダメだろうなと。だから、周りが見ず知らずの人ばかりで、日本語も通じないような社会に飛び込んで、積極的に人と関われるようになりたかったんです」

自己変革の強い意欲をもちながら、ワーキング・ホリデーでオーストラリアへ渡った山田さん。ホームステイやアルバイトの接客を通じて英会話力を伸ばし、1年後に帰国します。

.

ホテルマンからベンチャー創業支援企業へ

「オーストラリアに滞在したのはたった一年間ですが、得たものは大きかったですね。自分の考えや意見をきちんと表現する習慣が身につきました。よく『海外に行ったら、イエスかノーで答えるべき』といわれますけど、実際の生活では、海外でも日本と同じで、イエスとノーの中間のあいまいな答えもOK。ただ、どんな答えであっても、自分の思うことをしっかり相手に主張し、きちんと理解してもらうことが大事なんです」

その後、山田さんは派遣社員として大手グループのホテルで勤務を始めます。といっても、「ゆくゆくは正社員になりたい」という気持ちはまるでなく、自分の進むべき道を模索していたのだそう。
帰国してから初めての勤務先で、山田さんが身に着けたのは、サービス業には欠かせない礼儀・マナー、おもてなし力。

「さまざまなお客さまをもてなす仕事ですから、まずは礼儀からたたき込まれます。人と接する際の振る舞い方を覚えたのは、ホテルで働いたからこそ。お客様に与える第一印象で、私に対する見方は変わってきますから、今振り返ってみても、ホテルマンの経験は貴重でしたね」

20歳代半ばを迎え、職場をベンチャー創業支援企業に移した山田さん。この仕事が「自分に何ができるか」を気づかせるきっかけとなりました。

「ベンチャー企業のリーダーの方々は、皆さんバイタリティにあふれていました。とにかく前向きに仕事に取り組まれていて、私自身にもリアルな刺激でしたね。社長さんに対する営業のスキルも、この仕事でみがくことができましたし」

.

行政書士試験に一発合格して独立開業

ベンチャー企業への興味と同時に、「何か新しいことを始めたい人のサポートができれば」と考えるようになった山田さんは、行政書士試験への挑戦を決意します。

「創業支援の仕事で行政書士との接点があり、私も資格を取ろうと思いました。『会社設立しようという人に協力したい』という気持ちがあっても、それを実現させるために必要な資格をもっていなければ、前に進むことはできませんから。それに、私の経歴には有名な大学や企業の名前があるわけではないので、自分の後ろ盾となる資格が欲しいという気持ちもありました」

「絶対に一発で受かってやろう」という意気込みで勉強スタート。主に通信教育の教材を利用し、電車に乗っていても食事しながらでも、ひたすら耳から頭に覚え込ませたのだそうです。
2004年、努力は実を結び、一発合格を果たします。そして2年後、32歳で行政書士事務所を開業。その頃、既に結婚していたそうですが、不安はなかったのでしょうか?
「不安という点では、開業当時よりも今のほうが大きいですよ。子どもが成人するまでは、経済的な面で背負っているものがありますからね」と苦笑い。現在2人のお子さまはいずれも就学前で、結婚当時に仕事をしていた奥さまも主婦に専念しているそうです。

.

平日は夜まで業務をこなすため、就寝が深夜1時ごろ、起床は朝6時頃。ハードワークの中での安らぎは、家族と過ごすひととき。
「仕事の原動力になっているのは、やっぱり子どもたちの存在です。休みの日に子どもたちと一緒にいるときほど、幸せを感じることはありません」

行政書士の仕事は、市井の人のライフサイクルに繋がる

山田さんが常日頃、行政書士として心がけているのは、仕事の進捗を顧客に逐一報告することだといいます。「手続きにかなり時間を要する案件の場合は特にそうですが、進み具合をお客さまにその都度ご報告することで、私への信頼感が深まると思うのです」

生来のきめこまやかな性格に、海外生活ではぐくまれた積極性がうまくかみ合って、業務を展開している様子がうかがえます。その一方、物事を大ざっぱにとらえることも多いと自己分析する山田さん。「心配事があってもネガティブに考えず、プラス思考で対処法を考える方向にシフトできます。これは、ベンチャー企業の社長さんたちから学んだ前向きさが役立っていますね」

現在は東京都行政書士会足立支部の一員として、足立区役所で実施される区民対象の無料相談にも協力しています。「ニーズが高まっているのは、相続や離婚に関するご相談です。人知れず悩みを抱える方々に、法的な解決の流れをご説明すると、『道が開けました』という言葉をいただくこともあります。そういうとき、この仕事が人生というか、ライフサイクルに結びついているかを深く実感しますね」

独り身の高齢者のトータル的なサポートをはじめ、今後は少子高齢化社会における身近な問題解決にも、より力を注いでいきたいとのこと。

「仕事が軌道に乗ってからは忙しくて、プライベートの時間があまりとれませんが、幅広い行政書士の仕事を極めようという意識で邁進していきたいですね」

まずは無料資料請求から!受講料ページはこちら!
ページのトップへ

次回アクセスの際に便利

この講座に興味のある人はこんな講座も見ています

『ジャパンタイムス』紙の「アジア次世代のリーダー100人」に選出されました!

テレビCM放送中!