簿記講座の講師ブログ

GW10連休!

GW

皆さん、こんにちは。
簿記講座担当の小野です。
もうすぐ春です! リフレッシュしていきましょう!

て、ちょっと気が早いですが、2019年のGWは10連休ですね。
個人的には長い休みを取れることを祈って楽しみにしたいところですが、
経済全体としてはいいことなのか、悪いことなのか微妙なようです。
 
まず、私たちの個人消費の現場で見てみるといいことが多いようですね。
旅行会社では海外旅行・国内旅行とも前年比3~4倍の予約が入っているそうですし、
レジャー施設もお客さんが多くなることが予想されています。
人が動けば、動くための消費、訪問先での消費などが間違いなく増えますから、
消費は盛り上がるでしょうね。

休めない人達も多いんじゃないかと思ってしまいそうですが、
そうでもないようです。
例えば、2019年のお正月は、
  ・1/3の人達が1/4(金)お休みで9連休、
  ・1/3の人達が1/4(金)仕事始めで、
  ・1/3の人達がお正月中も通常業務
という状態だったそうで、働き方改革の成果が少しずつ出ているようなんです。
GWはそもそもずっと祝日だから、わざわざ休みをとって連休にする必要がなく、
1/4(金)から仕事始めだった人達も10連休になる公算大なんですね。
つまり、全体の2/3とはいわなくても
半分くらいの人達が10連休になる可能性があるんです。
だから、消費の現場が盛り上がることが期待されているんですね。

でもちょっと心配なことがあります。
日本という世界第3位の経済規模の国の
株式市場や商品市場が10日間お休みになるということです。
株式市場・商品市場が休みになれば株式・原油・小麦などの取引ができません。
10連休中に、リーマンショックのようなことが起こったらどうなるでしょう? 
10連休中に、ロシアとサウジが
原油市場を引っかき回すようなことをやってしまったらどうなるでしょう?
多くの人が10日間何もできないまま損失を被り、
10連休明けに暴落して取引が始まることになります。
為替市場は24時間開いていますから、ネット取引をしていれば危機にも対応できますが
(ネットでFXをやっていれば、祝日にも取引可能です!)、
銀行窓口で外貨預金取引などをやっている場合には
(個人・企業ともに)何も対応できません。
銀行が休みですから…。

ということで、消費という面からみるとGW10連休はWelcomeなのですが、
市場という面から見るとGW10連休はあまりいいことないような気が…。

でも、そもそも稼ぐためにはマジョリティーではいけないので、
GWも年末年始も働こうかな…、と思わないでもないです…。

皆さんのGWの予定はいかがですか?