皆さん、こんにちは。
簿記講座担当の小野です。
もうすぐ春です! リフレッシュしていきましょう!
今の現役世代はいろいろな形で資産を形成していかなければなりません。
その主な手段は若いころからの積立投資でしょう。
毎月、預金をするのではなく、一定額の株式・債券・不動産を買う方法です。
その代表的な手段として投資信託があります。
言ってみれば複数人でいろんな株式・債券・不動産を共同保有する仕組みですね。
証券会社が複数の人からお金を集めて、そのお金で株式等を購入し、その株式の配当・売却益などをお金の出し手に分配する仕組みです。
ですから、毎月10,000円ずついろんな株を買うということができるようになり、個人の資産運用の受け皿となっています。
その投資信託が上場されるとETFと呼ばれます。ETFを買えば、そのETF(投資信託)が保有している株式等を所有することになるわけです。
ETFにはテーマがつけられているものが多くあります。例えば、朝食ETF。朝食に必要な食材等を供給する企業の株式や商品を中心に買うETFです。パン・シリアルのメーカーの株式、ベーコン・ウィンナーのメーカーの株式、小麦・オレンジ・コーヒーといった商品そのものへ投資するというわけです。
現在、ロシア・ウクライナの問題などを受けて、農産物の供給に大きな影響が出ると予想されており、また、植物の病気が流行っており、朝食として必要な食材価格・それを提供する企業の株か上昇しています。
消費者としてはオレンジの価格が上がると困ります。スーパーでの購入価格が上がるわけですから。一方で、朝食ETFを保有していればその価値が上がり、利益を得られます。つまり、消費者としての損失を投資家としての利益で相殺できるわけです。
こうやって考えてみると、投資は資産形成のためではなく、日々の生活の助けとなるものでもあります。今、原油高騰が叫ばれています。消費者としてはガソリン代の高騰が苦しいのですが、エネルギーETFを所有していれば利益を得られているわけです。
今後は生活のあらゆるところで金融リテラシーが求められる時代になるかもしれません。しっかり勉強していかなければなりませんね。