簿記講座の講師ブログ

空気から電池!

 皆さん、こんにちは。 
 簿記講座担当の小野です。
 暖かくなったり、寒くなったり。絶対に体調は崩さないように!

 いよいよ出ました! 空気電池の実現が見えてきたそうです!
 リチウムイオン電池もかなり高性能化してきて、電気自動車も1回の充電で400~500km走るようになりました。ただし、どうしても重いそうです。リーフe+に搭載されている電池の重量は440kg! 車両重量の約1/3が電池です。電池自体がもう少し軽くなれば、車も軽くなり、走行距離も増やせるのですが、この重さがネックになっているそうなのです。

 そこに登場した空気電池。資源を節約でき、かつ、軽量化できるというのですから、言うことなしです。

 電池は+極と-極にそれぞれ金属を使って、その金属の間をイオンが行き交うことで放電したり、充電したりします。+極、-極には様々な金属が使われますが、レアアースも大量に使われています。しかも金属ですから重いわけです。極に使う金属だけで、電池重量の半分以上を占めると言われています。

 空気電池は、このうち+極に空気中に存在する酸素を使う構造なのだそうです。つまり、-極だけが内蔵された電池で、+極は電池の外にある自然環境というわけです。+極が電池内にはありませんので、その分軽くなります。また、+極に金属を使いませんので、資源の節約にもなります。

 電池重量が軽くなれば、電気自動車に搭載したときには、電気自動車そのものも軽くなります。軽くなれば航続距離が伸びます。航続距離が伸びれば充電回数も減るでしょうから、充電による劣化スピードも遅くなるかもしれません。

 このように空気電池になると、資源を節約できる、軽くなるので電力も節約できる、航続距離も伸びる、電池の劣化も防げる(かもしれない)と、いいことづくめです。

 そして、軽くなると、人が乗れる飛行体にも搭載できるようになります。現在は、電池が重すぎて飛行機などを電動にすることができませんが、電池が軽くなると電動飛行体が可能になります。

 あとは価格がどうなるか? 価格さえ魅力的になれば、資源のない日本にとって、こんなにいいことづくめの電池はありません。

 はやく実現するといいなぁ。