簿記講座の講師ブログ

様々な蓄電方法

 皆さん、こんにちは。
 簿記講座担当の小野です。
 まだまだ暑い日が続いていますね! 夏バテには十分注意しましょう!

 エネルギー価格の高値安定が続いています。原油や天然ガスに頼らないエネルギー源を探す必要があり、原子力・再生可能エネルギーが改めて注目されています。このうち再生可能エネルギーに注目すると、どうしても蓄電池と合わせて考えなければなりません。再生可能エネルギーは自然による発電ですから、発電量が安定しておらず、発電しないときに備えて蓄電しておかないと、生活する上で困ってしまうからです。

 再生可能エネルギーと蓄電池の組み合わせとして最初に頭に浮かぶのは、太陽光発電パネルとリチウムイオン蓄電池の組み合わせでしょう。まだまだ価格は高いですが、すでに実用化されており、これを導入居ている住宅も徐々に増えてきています。

 ところが、リチウムは生産地が南米と中国に偏っていますから、リチウムイオン蓄電池だけに頼ることはできません。そこで、最近は様々な蓄電池が開発されています。私なんかは素人なので、蓄電池というと電気そのものをためるものと思いがちですが、発電できる材料をためておくことができるのであれば、それは蓄電池として利用でき、そういった視点で多くの蓄電池が開発されています。
 
 1つめは水素電池ですね。太陽光発電パネルで発電し、余った電気で水を分解して水素をためておき、電気が足りないときに、ためている水素を酸素と結合させて発電するというものです。
 2つめは液体空気電池です。余った電気で空気を圧縮して液体にして貯蔵しておき、電気が足りないときにその空気を膨張させるときの勢いでタービンを回し発電するというものです。
 3つめは重力電池です。余った電池で鉄のブロックをクレーンで上空につり上げておき、電気が足りないときにそのブロックを落下させるときに発生するエネルギーでモーターを回して発電するというものです。
 
 原油や天然ガスに頼らなくても生活できる時代の到来は案外近いかもしれませんね。