皆さん、こんにちは!
簿記講座担当の小野です。
今日もがんばっていきましょう!
商工会議所より、2022年6月末までのネット試験の結果が公表されました!
2級・3級とも、40%前後の合格率となっています。
ネット試験結果の詳細は次の通りです。
最初に指摘できる特徴は、ネット試験の合格率がとても安定しているということです。
2級・3級とも40%前後で安定しています。
これは試験方式によるものでしょう。
ネット試験では、日本商工会議所のサーバーに蓄積された大量の問題が、受験者ごとに任意に組み合わされて1つの試験とされます。すべての問題には過去の正答率情報が付されているでしょうから、どの問題とどの問題を組み合わせて出題すれば、合格率がどのくらいになるのかということは容易に計算できるでしょう。もちろん、受験者による誤差がありますので、計算通りの合格率にはならないでしょうが、かなりの精度で合格率をコントロールできるはずです。
受験者側から見れば、簡単な試験回と難しい試験回があって、自分が受験したときの問題がたまたま難しい問題が出題された試験回であったという不公平感がなくなります。
特に3級のように入門的な試験の場合、合格率が安定していることはとても良いことだと思います。
また、受験者が増加していることも明らかですね。
ペーパー試験だけが行われていた2019年とペーパー試験とネット試験の併用が本格的となった2021年を比べてみましょう。
特に3級の増加はすごいですね。
短期間のうちに複数回の受験ができることが大きいのかなと思います。
不幸にも不合格になってしまったとき、次の試験まで3~4ヶ月の時間が空くと、勉強を続けるのもつらいですし、知識を維持するのも大変です。でも、1~2週間後に再受験できるのであれば、短期間に集中的に復習することでリベンジすることができます。そうやって、3級を取得する方が多くなっているのかなぁと感じます。
また、意外にペーパー受験の方が減っていない印象です。
まだまだペーパー試験の方が受験しやすいということでしょうか。
いずれにしてもネット試験が併用されていることで、受験者の選択肢(ペーパー試験・ネット試験を自由に選択できる)は広がっていますし、安定した試験になりつつありますし、いいことづくめの状態になっているかと思います。
あとは受かるだけですね!