簿記講座の講師ブログ

いじめをなくすには

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 今日もがんばっていきましょう!

 先日、2021年度の小中高におけるいじめが過去最悪の61万件であったと発表がありました。中でもLINEなどのSNS内での嫌がらせなどのいじめがはじめて2万件を超えたとのことです。学校でのいじめはなかなかなくなりませんね。
 私も息子たちの三者面談に行ったときに、先生に必ず確認するのは、いじめの対象になっていないか、あるいはいじめの加害者になっていないかということです。勉強のことも気になりますが、勉強はできなくても死ぬことはありません。でもいじめはヘタすると死につながってしまいますし、高い確率で学校生活そのものを犠牲にせざるを得なくなり、将来が犠牲になってしまいます。いじめを受ける側にもいじめる側にも絶対になってはいけません。
 
 では、なぜ学校でのいじめがなくならないのでしょうか? どうすればなくすことができるのでしょうか?
 私は、個人的には、社会での大人たちが繰り広げているハラスメントがなくならない限り、子どもたちのいじめがなくなることはないと思います。子どもは大人社会全体を見ています。大人社会で行われていることを子ども社会で禁止できるわけがありません。どれだけ先生たちに研修を受けさせても無駄です。子どもたちは言うと思いますよ。「なぜ他人をいじめちゃダメなの? 部長だって部下に嫌がらせしてるじゃん! 親だって先生たちに理不尽なクレーム入れるじゃん! それと同じだよ。」 先生たちの労働時間が問題視されている中で、先生の業務の時間をさらに長くする研修を受けさせること自体が、子どもたちから見れば教育委員会による先生へのいじめと認定される可能性すらあります。

 だからまずは、子を持つ親が率先して他人への嫌がらせをしないようにするのが大切ですよね。その姿を子どもたちに見せるのです。その上で、ハラスメントのペナルティを徐々に大きくしていくとよいのではないかと思います。飲酒運転への対応も徐々にペナルティを大きくしていったことが、飲酒運転の減少にもつながっているはずです。

 そうやって大人社会のペナルティを減らすことができれば、子ども社会のいじめも少しずつ減っていくのではないかと思います。人口減少社会なのに、日本人同士がつぶし合うこと無駄なことはありませんよね。