簿記講座の講師ブログ

新NISAに期待!

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 お~~春だ! リフレッシュしていきましょう!

 2024年1月から新NISAが始まります。新NISAでは、合計1,800万円までの投資の非課税期間が無期限となります。
例えば、22歳で大学卒業後社会人となる人が毎月2.5万円(年間30万円)ずつ投資したとしても、枠を使い切るまでに60年もかかる計算で、この枠を使い切れる人はあまりいないのではないかと思われるほどです。
22歳で投資を初めて、毎月2万円(年間30万円)の投資を62歳まで40年間続けたとしましょう。利回りは平均3%であるとすると62歳の時点でいくらの資産になると思いますか? なんと、62歳時点では2,262万円になります!
先のブログでGPIFの収益率が3.38%だと紹介しましたが、GPIFのように代表的なインデックス投資だけを行っても3%を超える収益率が十分期待でき、3%という収益率はとても現実的な数字で計算しても、これだけの資産を作ることができます。

 これまでは利益の20%を税金として取られていましたので、ここまで大きな資産を作ることは出来ません。ちなみに収益の20%を税金として取られると(つまり、毎年の収益率が2.4%)、62歳時点での資産は1,977万円となり、300万円も少なくなってしまいます。収益に税金が課されないというのはこんなに大きな影響を持つんです。

「貯蓄から投資へ」の掛け声が始まって以来、いくつかの税優遇制度がありましたが、何となく中途半端でした。それでも若年層を中心に投資を行っている層が増えてきました。2021年には20~30代が現行NISAを使って8,000億円位投資しています。若い世代ほど投資に関心を持ち始めている状況です。こんな状況にやっと新NISAという制度が追い付いてきた感じですね。

 私が新NISAの恩恵を被ることができるのはあと10数年しかありませんが、それでも、その期間の税負担を回避することができます。まぁ、ただ、若い人はうらやましい!

 制度があるのなら、その制度を十分使いつくすことが重要です。弊社(フォーサイト)にはFP講座があります。FP講座で資産運用の基礎を学んで、将来に備えましょう!