簿記講座の講師ブログ

女性の正規雇用が増えている!

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 連休はどれくらい休めるだろうか?? 逆に憂鬱だったりして。

 女性の正規雇用が増えています。2019年と2022年を比べると女性の正規雇用者が80万人
増加しました。特に、20代〜30代の若い世代の正規雇用が増えていて、同じくらいの割合でその世代のパート・アルバイトが減っているようです。
 一方で、日本全体の正規雇用の増加数は73万人ですから、男性の正規雇用が、減っている点にも注目です。男性の正規雇用が減少している主な原因の一つは、高齢男性の定年退職です。定年退職する世代は170万人前後の出生数があった世代ですが、現在就職する新卒世代は120万人前後の出生数ですから、新卒が全員正規雇用となっても正規雇用者は減ります。特に定年退職する世代の正規雇用は男性に集中していますので、男性の正規雇用が減少しているのでしょう。

 ということは、必要とされる正規雇用の労働力を男性だけで満たすことができなくなり、女性に頼っているということでしょう。社会的に女性が正規雇用で働き続けやすくなっているという背景もあるでしょう。

 一般的には、女性の進学率が上がれば社会進出する女性が増え、その分だけ婚姻時期が遅くなります。日本の場合、婚外子は社会的に認められづらいため、結婚が出産の前提です。そんな社会で女性の正規雇用が増えているということは、異次元どころか、とんでもない少子化対策をしないと出生数を増加させるのは至難の業でしょう。ここはもう思い切って子供一人あたり毎年100万円給付プラス保育園や学校はすべて無料というくらいの策をうたないといけないような気がしてなりません。

 さて、労働力不足と少子化のどちらが優先課題でしょうか?