簿記講座の講師ブログ

なぜ? 税収は過去最高!

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 徐々に暑くなってきましたね。寝冷えなどすることなく、ご注意を!

 景気がよくなっている感じは全くありませんが、株価はかなり上がっていますね!
しかも、税収も過去最高を更新しているそうです。2020年度は60兆8,217億円、2021年度は67兆378億円、2022年度は集計が終わっているところまでで68兆3,590億円となり、2022年度末の税収を数兆円含めると、2022年度の税収は70兆円を超えると見込まれています。2年間で10兆円も税収が増えているんですね。
 
2021年度→2022年度の変化を見てみると

  所得税 21.4兆円 → 22.0兆円
  法人税 13.6兆円 → 13.8兆円
  消費税 21.9兆円 → 22.2兆円

 この3つの税で58兆円であり、8割以上を占めます。
 どの税も増えていますね。

 物価も上がり、個人的には景気がいいとは感じられませんが、企業の利益は過去最高を更新していますから、それに伴う法人税も増えているというのは納得できるところです。
 また、物価がかなり上がっているので、必然的に個人消費額も増えることになり、消費税も増えていますね。ただ、消費量が増えず、消費単価が上がっている(値上げ)だけですから、この局面で消費税収が増えているのは国民からすると少し厳しいですね。
 一方、所得税も増えているのは驚きです。やはり、インフレにあわせて給与アップしているのでしょうか? 個人的には給与アップして所得税が上がっている感覚が全くないのですが、給与アップしている方も多いのでしょう。もしかすると、企業業績が良くなっていることによって個人が所有している株式等からの配当が増えたり、株価アップに伴って株式等の売却益が増えたりして、それに伴う所得税が増えているのかもしれません。

 防衛や少子化対策のためのお金が必要とされています。税収が増えてくれるのはいいことかもしれませんね。あとは無駄に使われないことを祈るのみ!