簿記講座の講師ブログ

やはり団塊ジュニアは・・・

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 暑くなってきました!寝冷えなどすることなく、ご注意を!
 
  また辛い記事を見てしまいました。やはり、どこまでいっても、団塊ジュニアはお荷物扱いされちゃうんでしょうか(泣)。

 最近、人手不足解消の一手段として、ようやく賃上げが始まりました。有名どころでいうと、ユニクロを展開するファーストリテイリングの初任給は30万円になりましたし、商社も軒並み30万円オーバーです。これらは大企業で特別に思われるかもしれませんが、25万円を超える初任給を提示する中小企業も出始めました。

 初任給を上げれば、それに合わせてすでに働いている従業員の給料も上げないと、社内で逆転現象が起きてしまいます。そのため初任給アップに伴って、特に若手の給料も上がっているようです。しかし、悲(哀)しいかな中高年の給料はアップするどころかダウンしています。
 日本経済新聞の調査によると、2000年と2022年を比べたとき、30歳以下の給料はアップしているものの、30歳以上の給料はダウンしています。特に50~54歳の給料の下がり幅は14%にも及びます。

 50〜54歳といえば団塊ジュニア世代の最初の方の世代で、かつ、バブル崩壊後の就職氷河期が始まった頃の世代です。不景気だったため求人が少ないにもかからわず、同じ世代の人数は多く、代わりは掃いて捨てるほどいる(から我慢して働け!)と言われ続けて、しかも竹中平蔵改革で非正規雇用が合法化された時代に社会に出た年代です(超恨み節)。
 その世代は給料水準を低く抑えられてきましたので、下がり幅が大きく表れているということでしょう。1975年生まれ、団塊ジュニアの最後あたりに入る私としては、もう恨み節しか出てきません(息子たち風の表現をすると、激怒プンプン丸)。

 さらに労働政策研究・研修機構が「今後も中高年の賃金格差は広がる。リスキリング不足部分を穴埋めしないといけない」と追い打ちをかけてきます。

う〜ん、どこまでいっても優遇されることはなさそうです。どこかに幸せ探さないとなぁ。