簿記講座の講師ブログ

とうとう映画マトリックスの世界!

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 “食欲の秋”が過ぎていき、実績が上がってきた(お腹が出てきた)今日この頃です。
 皆さん気をつけましょう!

 とうとう映画マトリックスの世界が近づいてきました。
 マトリックスでは、現実社会からコンピュータの世界に入るために、人間の頭をコンピュータと直接接続していました。歯医者さんの椅子みたいな椅子に座って、コンピュータ(AI)と接続されているケーブルを後頭部にさすあのシーンは衝撃でした。

 でもそんな映画の世界の光景が現実の世界で見られるようになりました。
 スイス連邦工科大学が、脊椎を損傷した患者さんの頭部に脳信号を読み取るセンサーを埋め込み、そのセンサーをコンピュータにつなげて、コンピュータが体を動かす装置を開発しました。

 人間は、脳が発した命令(電気信号)を脊椎経由で全身に伝え、全身の筋肉を動かすことによって体を動かしています。ですから、脊椎が損傷してしますと、筋肉まで命令が届かず、体を動かせなくなってしまいます。たとえ、筋肉が正常でも動かせないわけです。
 そこで、次のようなシステムが作られました。
①脳が発した命令を受け取るセンサーを頭部に埋め込んで、
②そのセンサーが命令をいったん体の外のコンピュータに伝え、
③その命令がどの筋肉を動かす命令なのかを、コンピュータが解読し
④コンピュータから損傷していない脊椎部分へ、筋肉を動かす命令を伝える

 つまり、脊椎のうち、損傷している部分を迂回して(外部のコンピュータを経由して)、脳の命令を体全体に伝えるわけです。患者さんは小さなランドセルくらいのコンピュータを背中に背負うことになり、体とコンピュータを接続することになります(無線接続のようなのでマトリックスみたいにケーブルをガチャっとつなげるわけではなさそうです)。
 その結果、10年前の事故で歩くことができなくなっていた患者さんが歩けるようになったり、病気で動かなくなった手を動かせるようになったりと、画期的な成果が上がっているそうです。

 より安全に使えるように今後の研究が進むのでしょうが、現実に、コンピュータと人間がつながったということはすごいことだと思います。このままどこまで進化するのでしょう? とても楽しみです。