簿記講座の講師ブログ

手術もナビ

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 “食欲の秋”が過ぎていき、実績が上がってきた(お腹が出てきた)今日この頃です。
 皆さん気をつけましょう!

 テクノロジーの進化はすごいですね! このブログではたびたびテクノロジーに関する話題を提供していますが、今回はAIが手術のナビをしてくれるテクノロジーを紹介したいと思います。

 その昔はフィルムで、最近はデジカメで名をはせた富士フィルムは、事前に作成した臓器の3Ⅾ画像と手術中の臓器の動きをIAが合成し、手術が予定通り進んでいるかどうか確認できるシステムを開発しました。
 
 手術を行う際、医師は手術の対象となる患者の臓器を様々な機器(CTやMRIなど)を使って確認しますが、いざ、手術を始めて現実の臓器を目の前にすると、事前に画像などで確認した臓器とは異なる点(とくに臓器を切ると形状が変わり、摘出する必要がある個所の見分けが難しくなるそうです)もあり、手術を難しくすることがあるそうです。また、手術中の臓器は動いているため、事前に画像などで確認した姿とは異なる姿のように見えてしまうこともあるそうです。

 そこで、富士フィルムは、事前に患者の臓器を3Ⅾ画像で表現し、手術中の臓器の映像と組み合わせて、事前にシミュレーションしたとおりに手術を進められているかどうかを確認できるシステムを開発しました。このシステムを使うことで、あまり経験がない医師でも、手術を実施しやすくなります。つまり、このシステムが手術の進行に沿って、事前にシミュレーションした手順などを示してくれるので、それに沿って手術をすることで、技術の標準化が可能になるというわけです。

 また、現在は、各国の医療機器メーカーが手術ロボットの開発で競争しています。手術ロボットと手術ナビIAがタッグを組んだら、手術自体が自動化されるのかもしれません。これまでは超熟練の医師しか手掛けられなかった難易度の高い手術も、IAの学習によってロボットへプログラムをインストールすることで実施できるようになる時代がそこまで来ているのかもしれません・

個人的には、ちょっとお任せするのは怖い気もしますが…。