簿記講座の講師ブログ

AIをどれだけうまく使いこなせるか?

 皆さん、こんにちは!
 簿記講座担当の小野です。
 寒くなったり、温かくなったり、体調管理には十分気を付けて!

 Chat GPTが出てきてAIが身近なものになりました。実際に使い始めるととても賢く、とても便利で、これは私たちの仕事の生産性を非常に高めてくれるなと思います。
 例えば、前々回のブログで東京圏の人口や面積などの数字を挙げました。実はChat GPTに尋ねて出してもらった数字です。もちろん確認するために統計資料にあたりましたが、チャットGPTが答えてくれた人口や面積の数字はあっているようです(いくつかの統計があるため、「約」ということになりますが、ほぼ同じ数字です)。チャットGPTに尋ねるために入力した時間はおよそ5秒(私はコンピュータでの入力環境を音声入力に徐々に移行中でして、キーボード入力よりさらに時短しています)。自分で統計資料を調べた時間は約10分。大幅な時間短縮です。同じ文章を書くために必要な調査時間をこれだけ減らすことができれば、生産性は飛躍的に上がるでしょう。

 Chat GPTを使った生産性向上策は枚挙にいとまがありません。今後、仕事がどれだけできるかは、Chat GPTおよびそれに関連するサービスをどれだけ使いこなせるかにかかっているかもしれません。

 最近私が始めたのは会議の議事録半自動化作戦です。Googleのネットサービス上である「ドキュメント」やマイクロソフトがネット上(Microsoft365 )で提供している「WORD」というワープロソフトは音声入力に対応しています。そこで、会議中、これらのソフトを起動させておき、コンピュータのマイクをオンにしておけば、会議の内容をすべてリアルタイムでテキストに変換してくれます(いったん音声で録音して、それをテキスト化することもできます)。
 その後、そのテキストをChat GPTに貼り付けて「○○字で要約して」とお願いすれば、議事録の出来上がりです。現在のところ、かなり高い精度で要約してくれます。Chat GPTからの返事をチェックして、必要に応じて修正し、形式的なところを揃えるだけです。これで議事録の作成にかかる時間を大幅に減らすことができます。

 個人でもこのようにいろいろと活用できるのですから、企業が組織としてがっつりとChat GPTをはじめとする生成AI使いだすと、飛躍的に生産性が高まるかもしれません。すでに多くの企業が業務の中で生成AIを使っているようで、コールセンター業務などではかなり高い割合で導入されているようです。
 顧客からの相談を録音・要約して、データベースに登録する作業をAIが行っているようで、実は先に挙げた私の議事録半自動化作戦はこのような取り組みを新聞で見て、実際自分のPCで実現させただけです(だから、私の知恵は1ミリもないんです…)。

 ここ最近でやっとGoogleのサービス、Microsoftのサービス、Chat GPTを組み合わせて使い始めてみましたが、これらのサービスをうまく組み合わせれば、できないことはないくらいのレベルに達しているように感じます。できないことが出てきたとしても、実はそれは「できない」のではなく、「できる方法を知らない」だけのような気がしてきました。
私ももう50歳なので、最先端のテクノロジーをすぐに使いこなせませんが、できる限り時代に遅れずについていかなければなぁと思いつつ、いろんなサービスを手当たり次第利用しています。もしかしてこれがリスキリングにあたるかな?

 ちなみに、上記の文章をChat GPTに300字程度で要約してもらうと次のようになります。かなり高い精度の要約ですよね…。

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この文章は、Chat GPTやAIの利用が仕事の生産性を向上させる可能性を論じています。具体的には、会議の議事録作成を半自動化する取り組みや、音声入力を活用してテキスト化し、Chat GPTを使って要約する方法を紹介しています。また、企業がAIを導入することで生産性が向上する可能性や、顧客対応などにAIが活用されている例も挙げられています。著者は自身の年齢や技術について言及しつつも、新しいテクノロジーを活用していく姿勢を示しています。
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