証券外務員講座の講師ブログ

外貨による運用を考える①

皆さん、こんにちは。
フォーサイト証券外務員講師の伊藤です。

今回から、外貨による運用について解説していきます。外務員としての提案を行うにはどうすれば良いか?という視点も含め、数回で解説します。

Aさん 『米国の金利情勢が為替を大きく動かしているようだね。この先日本円だけで保有しておくよりも、他国の通貨も保有しておくべきかな?』

行職員 『インフレなど様々な状況に対応していくことも考慮すると、日本円だけで持っておくこともリスクかもしれませんね。』

Aさん 『そうだよね。この先何が起きてもおかしくないだろうしね。利息もほとんど付かない日本円の預金の一部を動かそうかな。』

行職員 『金利の面でも海外の方が有利ですね。今後の経済情勢にもよるものの、まずは米ドル、ユーロを中心に外貨預金での運用はいかがでしょうか。さらにリターンを高めたいと言うことであれば、外国債や外国株投信などでの運用も検討できますよ。』

<ポイント①>外貨預金では、日本円の預金に比べて高金利を享受できる可能性がある
<ポイント②>日本の金融緩和、他国の利上げが金利差を拡大させ、円安による為替差益が得られる可能性がある
<ポイント③>リスク許容度の高い方には、外国債や外国株式投信を提案してみる

①外貨建て金融商品による対策の提案
Aさんに外貨建て金融商品の提案をすることにしました。提案の内容は、以下のとおりです。

続きは次回にて。

<演習>
一種・二種受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
株式の分割は取締役会の決議事項である。

<解答> ○
代表取締役の選任、株式の分割、社債の発行は、取締役会の決議事項と覚えておきましょう。