行政書士講座の講師ブログ

個人事業主の事業承継の手続簡素化

個人事業主

皆さん、こんにちは!

学習の進み具合は、いかがですか?
順調な方は、その調子をキープ。
イマイチという方は、ここから上げていきましょう!今回は、時事ネタです。

それは、個人事業主の事業承継の手続を簡素化するという話です。

現行の制度では、個人事業主が、ある許認可をもって仕事をしていても、
その個人事業主が事業を誰かに承継させようとしても、
新しく許認可を取り直さないといけません。
この場合の許認可は、個人事業主その人に与えているものなので、
人が変わってしまうと、許認可も再取得する必要があるということです。

しかし、後継者難による廃業が相次ぐ時代となり、
さらに、このような行政手続きの煩雑さが事業承継を妨げるという問題意識の中、
政府の規制改革推進会議が厚生労働省や国土交通省などの関係省庁と調整を始め、
2019年半ばに対応策を打ち出すという報道がありました。

それによると、多くの業種で死亡による相続以外は新規の開業手続きが必要な現状から、
事業主の生前でも相続と同様に新規の許認可無く引き継げるようにするとともに、
子だけではなく孫や兄弟などの親族以外にも、
従業員などの第三者への生前承継も対象にすること目指すということだそうです。

今後の推移が楽しみですね。

今回は、このへんで。