皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。
2021年(令和3年)1月、今年最初のブログになります。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
早速ですが、今回はタイトルに「あれから20年」と書きました。
何から20年なのか?
そう、中央省庁再編から20年です。
(あまり興味がないという反響が聞こえてきそうですが、一般知識対策としても有益ですので…)。
いまから20年前の、2001年(平成13年)1月6日に、運輸省と建設省、国土庁などが「国土交通省」に、厚生省と労働省が「厚生労働省」に、文部省と科学技術庁が「文部科学省」に統合されるなど1府12省庁に再編されました。
そもそもは、中央省庁は1府22省庁ありましたが、縦割り行政による弊害をなくし、内閣機能の強化、事務および事業の減量、効率化することを目的として、1府12省庁に再編されました。
中でも、内閣府の権限は大きく拡充され、総理府、経済企画庁、 沖縄開発庁 、総務庁の一部、科学技術庁の一部、国土庁の一部がまとまりました。
なお、このとき環境庁が環境省に改組されています。
それから、同時期に、中央省庁等改革に伴って、独立行政法人制度が導入されています。国の働きの一部を、国とは別個独立の法人化することで、行政のスリム化迅速化を図ろうとするものでした。
ちなみに、その後、以下のような動きがありましたので、こちらも併せて覚えておくと 良いと思います。
・2007年(平成19年)1月9日に防衛庁が防衛省になりました。なお、これにより同年9月1日には防衛施設庁が廃止されています。
・2009年(平成21年)9月1日には、消費者庁が内閣府に設置されました。
・2012年(平成24年)2月10日には、復興庁が内閣に設置されました。
行政改革の一環としての、中央省庁再編とその周辺の知識をまとめてみました。参考になれば幸いです。
最後になりましたが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。