行政書士講座の講師ブログ

法律の勉強は楽しいのか?

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

突然ですが、みなさん、行政書士試験の学習は好きですか?
いきなり不躾な質問で恐縮ですが、最近、私の中で「好きかどうか」というのが重要なことである気がしています。
ことわざにも「好きこそものの上手なれ」というものがありますが、まさにそのような心境です。
好きという言葉でなくても、楽しい、充実、やりがい、自己肯定感等とにかくプラス方向のものであれば、その種類は問わないという感じです。
つまり、「その事に対してプラスの感情を持っている」ということです。

資格試験の講師である私がいうのは何ですが、基本的には行政書士試験で問われているような、各条文の細かい要件や効果を覚えるということには、あまり価値を感じていませんし、個人的にも好きではありません。
そもそも、このような試験の内容が、法律の勉強をつまらなくしている元凶のような気もしています。

しかし、法律を勉強することで、大きくは社会に存在している仕組みや制度を知り自分の好奇心が満足しますし、細かな要件や効果についても、その要件や効果に細かな違いを設けた理由があるということを理解すると、制度設計をした人の考え方や技術のようなものを感じることができて、「なるほど」と腑に落ちる瞬間があったりします。

法律の勉強は、美味しいケーキのように無条件で「好き」というものではありませんが、自分なりに好きな部分や楽しい部分を見つけてみると上達が早くなるのではないかと思います。

今回は、このへんで。