行政書士講座の講師ブログ

締切のある仕事

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

仕事をしていると、ほとんどの場合、仕事には決められた「締切」があると思います。
私の仕事にも、許認可の申請や届出、制作物の原稿の締切、講義の収録の締切など、さまざまな仕事に期限は存在します。

もちろん、行政書士試験にも締切はあります。それは、毎年行われる11月の本試験です。
行政書士試験では、試験会場には資料を持ち込むことができませんので、あらかじめ試験で聞かれるであろう知識について、自分の頭の中に入れて思い出せるようにしておく必要があります。つまり、11月までにテキストの内容を理解して覚えるという締切のある仕事です。
このような締切のある仕事を行う場合に、いちばん大切なことは締切に遅れないことだと思います。
特に、決められた日時にテストがあるというような場合は、いくら完璧に仕上げていても、締切を過ぎて提出したものは評価されません。
結果はゼロです。

つまり、資格試験のような締切のある仕事においては、時間と時間に比例して得られる労力は無限ではなく、そもそも限られた時間と労力の中でなるべく良いものを仕上げるという条件付きの仕事であるということです。

しかし、多くの受験生の方は、上記の「そもそも限られた時間と労力の中でなるべく良いものを仕上げるという条件付きの仕事」であるという点について、あまり意識をされていないように思います。
その結果、悪しき完璧主義に陥ってしまったり、試験にあまり出ないような部分に拘泥したり、多くの教材に手を出してしまったりというような弊害が生じているのではないかと感じます。

行政書士試験は、締切が短い割にやることが多い仕事です。
ぜひ、客観的に仕事量と残り時間を量りながら勉強をしていきましょう。

今回は、このへんで。