行政書士講座の講師ブログ

インターネット上の誹謗中傷

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

今回は、総務省の取り組みとして、インターネット上の誹謗中傷への対策がありますが、この対策の中のコンテンツについて書いてみたいと思います。

ますます悪質化・常態化するネットの誹謗中傷は、大きな社会問題ですので、行政書士試験の一般知識対策としても、有用な内容だと思います。

総務省では、インターネット上の誹謗中傷への対策として、2020年9月に「政策パッケージ」を公表しています。
その中で、ユーザに対する情報モラル及びICTリテラシーの向上のための啓発活動という項目があります。

そして、その一つに、「「#NoHeartNoSNS」という取り組みがあります。
総務省としては、「#NoHeartNoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない!)」をスローガンに、SNS等における誹謗中傷対策に継続的に取り組んでいます。

具体的には、一般社団法人ソーシャルメディア利用環境整備機構、一般社団法人セーファーインターネット協会及び法務省と共同して、SNS上のやり取りで悩む人向けに特設サイトを開設しています。

そこでは、誹謗中傷の被害者に向けた取り組みだけではなく、加害者にならないための取り組みなどもあり、非常に有益な情報を発信しています。

また、上記以外にも、実務者検討会を開催し、法務省人権擁護機関からの削除依頼に対する事業者の円滑な対応を促進することや、違法・有害情報相談センターについて、相談員の増員等による体制強化を図るとともに、相談件数・内容の分析を実施しています。

このような点も、行政書士試験の一般知識対策として、一読しておくとよいと思います。

今回は、このへんで。