行政書士講座の講師ブログ

全角文字と半角文字

皆さん、こんにちは!
フォーサイト専任講師・行政書士の福澤繁樹です。

行政書士の仕事も、一部の業務については、電子申請が普及してきました。
しかし、まだまだ紙での申請の時代の名残を引きずっていて、半分は電子申請で行い、半分は紙を郵送するというような対応もあります。
また、電子申請をするために用意されたソフトや様式、システムなども使用者目線というよりは「やっつけ仕事」で外注先に適当に作らせたのではないかと感じるものがあります。

先日も、ある申請で用意されたシステムに入力をしていた時に、郵便番号や電話番号などは半角数字で入力する(これは普通に納得できる)、しかし住所や申請内容に英数字がある場合には必ず「全角」で入力するという仕様がありました。
このような仕様は、役所や銀行などにもよくあるので、ある意味では慣れているのですが、このときは、3年前くらいに遡って100件近いデータを入力する必要があり、その元データは基本的に半角英数字が使われていました。
もちろん、秘伝の技を駆使して半角英数字を全角に変換して入力しましたが、そもそもなぜ必ず「全角」でなければいけないのかが不明でした。

そこで、少し調べてみると、システム上の都合という要素もあるようですが、技術的には半角でも全角でも問題ないように作ることは可能なようでした。
それでも、前記のように、必ず全角で入力、というのは、要するに使用者目線で開発しているのではなく、開発側が負担を使用者に転嫁している可能性が高いのではないかという気がしています。

いずれにしても、半角英数字、全角英数字の問題は、まだまだ長引きそうな気配がしています。早期の解消を望むばかりです。

今回は、このへんで。