行政書士講座の講師ブログ

読点

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の福澤です。

学習の進み具合はいかがですか?

今回は、豆知識です。

判例などで原文を読むと、読点が「、」ではなく「,」となっていると気がついた方はいますか?
また、弁護士さんの文書も読点が「、」ではなく「,」となっているケースがあります。

これは、そもそも公用文改善の趣旨徹底について(依命通知)、内閣閣甲第16号昭和27年4月4日)というお達しに
「句読点は,横書きでは「,」および「。」を用いる。」と記載されていて、裁判所と弁護士業界ではこれを墨守しているからだと言われています。

弁護士業界では、「読点の種類について裁判文書は「,」に統一しているので、「,」の使用する。
ただし「、」を使用されている文書も用いることができる。」と緩和されているようですが、
やはり裁判所とのやり取りの関係からか、パソコンの設定をそもそも変えているので、
読点は、横書きでは「,」を用いている方が多いそうです。

しかし、ほとんどの省庁のHPや公文書では、読点が「、」となっています。
ちなみに、法令データ提供システムの法律条文も読点が「、」となっています。

なんだ、これ。

以上、豆知識でした。