危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

燃焼の三要素とは

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は、「燃焼の化学」についてご紹介しましたので、今回は燃焼の基礎のうち「燃焼の三要素」について見ていきたいと思います。

物質を燃焼させるためには、以下の3つの要素が必要になります。この3つのうち1つでも欠けると燃焼は起こりません
また、燃焼の反応が開始したのち継続するかどうかは、発熱速度の大きさ可燃物の性質などによります。

可燃物(燃えるもの)
可燃物は火を付けるとよく燃える物質で、紙、ガソリン、木などがあります。

酸素供給源(空気、酸素含有物など)
空気の他、第1類危険物である酸化性固体や第6類危険物である酸化性液体も酸素供給源になります。

点火源(熱源)
点火源は熱源ともいわれ、火気の他、静電気による火花、さらには、化学反応による発火なども点火源になります。

前回も紹介した通り、可燃物、酸素供給源、点火源という3つのキーワードとともに、それぞれ、何が可燃物、酸素供給源、点火源になるのかという具体例を押さえるようにしておいて下さい。

今回は燃焼の基礎のうち「燃焼の三要素」について、ご紹介しましたので、次回は、燃焼の基礎のうち「燃焼の区分」についてご紹介していきたいと思います。