危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

消火の基礎に関する過去問③

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「消火の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続きから「消火の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

水消火剤を使用する理由について、次のうち誤っているものはどれか。

1.蒸気が酸素濃度を下げるため。
2.比熱および気化熱が大きいため、冷却効果が大きい。
3.容易に入手できるため。
4.安価であるため。
5.凝固点が高いため。

凝固点が高いと消火剤としては、適応しにくくなります。水の場合は、凝固点が0℃であるため、常温(20℃)で消火剤として利用できます。

よって、誤っているものは、選択肢5.になります。

消火の基礎についても「基礎的な物理学及び基礎的な化学の科目」のなかの1つの出題であることを考えると、単純な知識ではなく、「理由」といった観点から出題されることもあります。それほど小難しい理屈が問われることはないため、このようなタイプの問題にも対応できるようにしていただきたいと思います。

今回は「消火の基礎に関する過去問」について、をご紹介しましたので、次回も引き続き「消火の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。