みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。
前回は「消火の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続きから「消火の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。
油火災と電気設備の火災のいずれにも適応する消火剤の組合せとして、次のうち正しいものはどれか。
１． 泡 二酸化炭素 消火粉末
２． 泡 二酸化炭素 ハロゲン化物
３． 棒状の水 乾燥砂 ハロゲン化物
４． 二酸化炭素 ハロゲン化物 消火粉末
５． 棒状の水 消火粉末 泡
電気火災及び油火災には、二酸化炭素、ハロゲン化物、消火粉末などの消火剤が適応します。なお泡は、油火災には適応しますが、感電のおそれがあるため電気火災には適応しません。また、棒状の水は、油火災及び電気火災のいずれにも適応しません。
よって、正しいものは4.になります。
このような組み合わせ問題で出題された場合には、例えば、泡は電気火災には対応しないから、選択肢１．２．５は、消去法で選択肢３．４に絞り込むというのもアプローチとして有効かと思います。
今回の「消火の基礎に関する過去問」で、一通りこの単元の過去問をご紹介しましたので、次回からは「物理の基礎」についてご紹介していきたいと思います。
