危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物質の三態とは①

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎」についてご紹介しましたので、今回は「物質の三態」をご紹介していきたいと思います。

物質は、周囲の温度や圧力の変化によって状態が変わります。
物質には一般的に固体、液体、気体という3つの状態があり、これを物質の三態といいます。これらの例として、水の状態図がグラフで示されることがあります。

このグラフでは、縦軸が圧力(Pa)、横軸が温度(℃)になり、融解曲線、蒸気圧曲線、昇華圧曲線の3つの曲線が表されます。

グラフ中で水が固体、液体、気体のどの状態であるのかを読み取れるようにするのがポイントになります。

また、用語として、「三重点」:固体、液体、気体が共存している点、「臨界点」:液体として共存できる限界点などそれぞれの点や曲線が何を示しているのかという、グラフの見方が重要になります。

すでにご紹介したように、消防法で規制されている危険物には固体と液体の状態のものはありますが、気体の状態のものはありません

なお、物質の状態変化は、融解、凝固、蒸発、凝縮、昇華というものがあります。

今回は「物質の三態」についてご紹介しましたので、次回も引き続き「物質の三態」についてご紹介していきたいと思います。