危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物質の三態とは②

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物質の三態」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「物質の三態」をご紹介していきたいと思います。

前回の最後に物質の状態変化は、融解、凝固、蒸発、凝縮、昇華というものがあるとうことをご紹介しましたので、今回は、その内容について見ていきたいと思います。

融解と凝固
融解とは、固体が液体に変化することをいい、その時の温度を融点または融解点といいます。
例えば、「夏場にグラスに入れた氷を放置すると水になる」という現象です。

一方、凝固とは、液体が固体に変化することをいい、その時の温度を凝固点といいます。
例えば、「真冬に湖水表面が凍る」という現象です。

蒸発と凝縮
蒸発とは、液体が気体に変化することをいい、その時の温度を沸点といいます。
例えば、「暑い日に、打ち水をしたら徐々に乾く」という現象です。

一方、凝縮とは気体が液体に変化することをいい、その時の温度を凝縮点といいます。
例えば、「冬季に、コンクリート壁に結露が生じる」という現象です。

昇華
昇華とは、固体が液体の状態を経ないで直接気体になることをいいます。逆に、気体が液体の状態を経ないで直接固体になることも昇華といいます。

例えば、「洋服箱に入れたナフタレンが自然に無くなる」という現象です。

ここでは、各物質の状態変化と現象の具体例を結び付けられるかがポイントになります。

今回は「物質の三態」についてご紹介しましたので、次回も引き続き「物質の三態」についてご紹介していきたいと思います。