危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物理の基礎に関する過去問⑬

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

液体や粉体等のうち、不導体における静電気の帯電防止策として、次のうち適切でないものはどれか。
1.接地導体で取り囲む。
2.静置時間を取る。
3.溶解しない空気、水、粉体が液体中に混入しないように取り扱う。
4.取扱い時は、よくかくはんする。
5.粉体は、加水、加湿する。

かくはんすることにより、液体は流動して帯電し、粉体は摩擦、剥離、衝突して帯電してしまいます。
よって適切でないものは選択肢4になります。

本問は、「静電気の帯電防止策」がポイントになりますが、考え方としては、どのようにすると静電気が帯電してしまうかということを理解しておく必要があります。

危険物と静電気の相性は悪いため、帯電防止策が重要になり、本試験においても比較的出題されるテーマになります。

今回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。