危険物取扱者乙種4類講座の講師ブログ

物理の基礎に関する過去問⑭

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の姥谷です。

前回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、今回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」をご紹介していきたいと思います。

引火性の物質を取り扱う施設内で、作業を行うにあたっての帯電防止策として、最も効果
のないものは次のうちどれか。
1.導電性の作業靴を用いる。
2.施設内への入室時には、接地棒に素手で触れる。
3.床に散水する。
4.施設内への入室時には、水分を摂取する。
5.作業衣を導電性のものにする。

施設内への入室時に、水分を摂取したとしても帯電防止策にはなりません
よって帯電防止策として、最も効果のないものは選択肢4になります。

前回ご紹介したテーマと同じく本問も帯電防止策がポイントになります。

選択肢3「床に散水する」というのは、給油取扱所(ガソリンスタンド)で雨でもないのにその敷地内が濡れているのを見たことがあるかと思います。
あれは、本問のポイントである帯電防止対策の観点から実際に行われている身近な例になります。

今回は「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介しましたので、次回も引き続き「物理の基礎に関する過去問」についてご紹介していきたいと思います。