☆はじめに☆
結論から言うと、ノートを作っていたら時間が足りなくなります。
決して作ってはなりません。
もちろん、講義の内容をメモするという意味でのノートづくりは必要ですが、ここで言っているのは、まとめノートのようなものを指します。
数的処理でノートづくりをする方はいないでしょうが、一般知識分野でノートづくりをする方を見かけることがありますので、アドバイスをさせてください。
■ノートづくりは定期テストまで
■読むことが最優先
■まとめ
■ノートづくりは定期テストまで
ノートを作るのは、高校までの定期テストの勉強できちんと勉強してきた方に多いようにお見受けします。
定期テストであれば、範囲も限られています。
きれいにノートを作ってまとめることは、つまり、「書いて覚える」ことになりますから、記憶の定着という点でメリットもあります。
私も、定期テストのレベルでは、書いて覚えていた科目もいくつかあります。
特に、漢字の書き取りなんて、書かないことには覚えられませんしね。
しかし、公務員試験でそれをやってしまうと、100%時間が足りなくなります。
勉強にかかる時間は、「読むだけ<講義を聴く<ノートに書く」の順に大きくなっていきます。
「公務員試験の勉強が好きで好きで、寝食を忘れて取り組みたい」という特殊な事情のない限り、なるべく効率よく進めたいはずです。
■読むことが最優先
解答を書かされることはありません。
正誤判断をすればいいだけなので、「見てわかればいい」「読んで○か×かが言えればいい」レベルで構いません。
であれば、学習の軸も「読んで○×を判断する」になっていくはずです。
そこに、書くという作業はオーバーワークです。
なお、一般知識分野では、無機質な数字の羅列のようなものは出てきません。
年号について細かく問われることはありませんし、データが少し違っているから×のような選択肢もマレです。
ですから、問題を解く際にきちんと理論的な背景(○×をつけるための最小限の知識でオッケー)を理解する、あるいは記憶に残るような講義を聴くということで、ノートづくりをするという手間は限りなくゼロに近づけることが可能です。
■まとめ
いかがでしたか?
書くというのは非常に労力のかかるものです。
数的処理や経済原論等、数式の必要な科目ではどうしても書く時間が必要になります。
それ以外の科目では、可能なかぎり、「読む」という作業を中心に据えたいものです。
しいてノートを作るとしたら直前に、不安のある個所だけピックアップして書いて最終確認。試験当日に持っていくものとして用意する。というノートづくりは考えられます。
ただ、それでも、1科目1ページ以内にまとめるのが望ましいと言えるでしょう。