テキスト内で、約数の個数の計算方法については、例題もまじえて、きっちり触れてあります。
さて、この知識を少しブラッシュアップしてみましょう。
タイトルのように「整数nの約数が7つある」と言われたときにどんな頭の動かし方ができるでしょうか?
復習です。ある整数を素因数分解(素数の掛け算の形)して、次のように表せた場合。
約数の個数は(a+1)(b+1)で表わせるのでしたね。
それを踏まえて、「整数nの約数が7つある」について考えてみましょう。
この整数は素因数分解した結果
となって、約数の個数が(6+1)=7個となった事がわかります。
なぜならば、7は素数ですから、(a+1)(b+1)のように整数の掛け算の形で表わされるものではないからです。
よって、nが3ケタの整数であれば、xとして考えられるものは、
のみとなります。
使う知識がシンプルなものであればあるほど、本当に根っこのところから理解しておきたいものです。