さて、アルファベットを用いた暗号については講義内でも取り扱っています。
その際、着眼点についてもお伝えしていましたが、再度確認しておきましょう。
お伝えした着眼点とは「AやZが暗号内ではどのように置き換えられているか?」というものでした。
上のようにシンプルにA→Z、また、Z→Aというような関係であれば非常に早く気づくことができると思います。
では、そうでない場合についても見てみましょう。
このときはどのような暗号であることが推理できるでしょう?
こんなパターンがありえそうです。
いわゆる、「アルファベットをスライドした暗号」と呼びます。
(上の例でいうと、元の並びを左側に3つズルズルとスライドすることで下の暗号に置き換わっていますよね)
アルファベットを使った暗号ではこのように、端の方、すなわちAやZが暗号ではどうなっているのか?に着目することで、多少いじられたとしても対応力が高まりますよ。