さて、規則性の問題については「気づく」ことが最も重要だと講義内でもお伝えしています。
気づけるためには、「見たことがある」というのが試験会場では非常に大きな意味を持ちます。
今回は、「中空方陣」について確認しておきましょう。
中空方陣とは次のようなものです。
仮に●が碁石だとすると、その中に空間ができる形を指します。
では、質問です。
この中に碁石はいくつあるでしょうか?
まず、1列に並んでいる碁石は8つです。
ありがちなのが8×4=32というミス。
(これぐらいのシンプルな中空方陣ではさすがにそれが間違いであることはすぐに気づきますが…)
では、どうすればよいのか?
中空方陣に対するアプローチとしては、4つのブロックに分けて観察します。
それぞれの着色箇所の個数は7つです。
ですから、合計では7×4=28個の碁石が存在します。
過去に、国家Ⅱ種試験でこの中空方陣を使った問題が出題されています。