公務員試験対策講座の講師ブログ

公務員試験例題解説(堺市役所令和元年度 基礎能力試験 大学卒業程度)

https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinji/shokuinsaiyo/saiyoannai/shikennoreidai/index.files/1daisotsu.pdf

同様に、香川県でも同じ問題を例題として公開しています。

https://www.pref.kagawa.lg.jp/documents/18974/ex02_college_h31.pdf

位置関係の問題です。

左右どちらかを向いているか、そして見えている人数に関する情報がキモです。

まず、「Aは左を向いて座っており,2人を見ている」とのことですから、Aの入る場所と向いている方向については確定します。

ここでは向いている方向を矢印で表わします。

「EはBよりも左におり,BはDよりも左にいる」という条件からEBDの位置関係は左からEBDの純であることがわかります。

よって、上の図にEBDの三人が入るパターンを書きだしていきましょう。

その際「誰も見ていない者はいない」という条件から、左端の人は右側を見、右端の人は左側を向いているという点にも注意です。

(左端の人が左を向いたら、前に誰もいなくなってしまいますからね。)

そして、空いているところにCを入れていきます。

さて、以上のように、大きく4通りに場合分けすることが可能なのですが、それぞれの妥当性について検討していきましょう。

①の場合だと、Cが4人を見ることになります。しかしこれは、「Cよりも見ている人数が多い者がいる」という条件に違反するためありえません。

同じ理由で④もダメです。

③はどうでしょう?

「Bを見ている人数は,Cを見ている人数よりも多い」この条件を満たすように向きを検討してみます。

すでにこの時点でCを見ているのが3人、Bを見ているのが2人ですね。

CがBを見るようにし、BがCを見ないようにしてみましょう。

しかし、これでも、Bを見ている人数はとCを見ている人数が3人で等しくなってしまい、条件を満たせません。

「1人を見ている者,3人を見ている者がおり」ということなのでB、Cのどちらかが一人を見て、もう一方が3人を見ることになります。②のパターンで以下のような状況が考えられます。

下の場合だとBを見ている人数とCを見ている人数が3人で等しくなってしまい、条件を満たせないので上のパターンひとつに確定します。