公務員試験対策講座の講師ブログ

公務員試験例題解説(堺市役所平成30年度 基礎能力試験 大学卒業程度)

https://www.city.sakai.lg.jp/shisei/jinji/shokuinsaiyo/saiyoannai/shikennoreidai/index.files/30daisotsu.pdf

まず、Bに追加した水量をbリットルとします。

このときAにはb+2リットル追加していますね。

追加した水の量の合計が30リットルですから、Cに追加した水の量は30リットルからAおよびBに追加した水をのぞいた、30-(b+b+2)=28-2bリットル。

さて、元々BとCの水量の比は2:3だったのが、追加してもその比の関係は変わらなかったとあります。

すなわち、追加した水の量も2:3であったわけです。

ですから、追加した水の量について比の関係で整理すると次のようになります。

b:28-2b=2:3

内側同士をかけたものと外側同士をかけたものは等しくなりますから

3b=2(28-2b)

b=8

ここからABCそれぞれに追加した水量が10リットル、8リットル、12リットルだとわかります。

さて、「追加してもその比の関係は変わらなかった」という事実はAとCの間にも言えます。

すなわち、今回追加した水量はA:C=10:12ですが、元々の水量の比も10:12だったわけですね。

であれば、もともとのCの水量は100:C=10:12と表わせますから、これを解いてCの元々の水量は120リットルであったことがわかりました。

問われているのは水を追加した後ですから120+12=132リットルが正解です。