公務員試験対策講座の講師ブログ

令和3年度都庁Ⅲ類 問9

皆さん、こんにちは。
数的処理科目担当の岩崎郁人です。

さて今回は9/12に公開された都庁Ⅲ類の問題です。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2021/03mondai/2-3/kyoyou/03-3-kyoyou.pdf

いわゆる地方初級にあたるので、大卒程度のレベルを目指しておられる方には少し簡単かもしれませんが、「集合の最大最小」の入門にはいい問題です。
テキストの例題の理解で解けますので、まだの方も、ぜひ動画をサクッとチェックして読んでみてください。

それでは解説にまいりましょう。
テキストと同様の手順で進めてみます。
まず、線分図を用意し、全体の人数を横幅で表わします。

その上で、今回問われているのは三つの野菜すべてが嫌いな人の最少人数ですから「最小」の可能性を推理するパターン、つまり「線分が重ならないようにする」という方向性で進めていきます。

3種類の野菜を一気に見るのは大変ですから、まずはセロリとゴーヤで見てみます。

すると赤の部分の人数、それがセロリとゴーヤの両方が嫌いな社員の最少人数と言えます。
よって、32+29-40=21

このあと、続けて、今導いたセロリとゴーヤが嫌いな人=21人、とケールが嫌いな人=26人を使って全部が嫌いな人の人数を検討します。

21+26-40=7人が正解です。

この3つの野菜ならもっと嫌いな人が多いと思いましたが、思ったより少ないですね。