公務員試験対策講座の講師ブログ

試験勉強と並行して就職活動をすべきですか?

こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。

タイトルの通り、大学生の方から「就職活動をすべきですか?」という質問をお受けすることがあります。
公務員試験の勉強のペースを上げていきたいタイミングと就職活動が忙しくなるタイミングに重なる部分があるので、これはもうこの時期恒例のお悩みと言えるでしょう。

「学習をスタートする前で迷っている」という方も含め、同じお悩みをお持ちの方もいらっしゃるはずです。
一緒に考えてみましょう。

まず、下記の調査によれば、「2022年卒の先輩で公務員を志望している学生の85.3%が民間企業との併願を考えている(マイナビ2023より引用)」とのことです。

https://job.mynavi.jp/conts/2023/tok/publicofficial/004.html
(マイナビ2023)

「公務員試験一本」よりも「公務員試験と民間企業の併願」の方が圧倒的にポピュラーだと言えそうですね。

僕自身の経験からも、1年間一緒に勉強して最後の講義まで出席していたけど「結局、一般企業を選んだ」という方をたくさん見てきました。
大学生ですと見えていない企業も多々あるはずなので、就活の中で良い縁に巡り合う機会も当然ありますよね。

かりに「公務員一本!」だとしても「面接が苦手な方」には民間企業を受けることをオススメしています。

もちろん予備校で公務員試験の面接対策はありますし、公務員試験と一般企業の面接が完璧に同じ対策ではないかもしれませんが、やはり練習と実践は違います。
「緊張感の中で説明する→伝わったのか、なぜ伝わらなかったのかを検討する→ブラッシュアップする」という流れで面接がうまくなるのは至極当然のことですから、面接が不安という方にもオススメしています。

普通に会話をしている分には「ハキハキしているし、しっかり話せているから大丈夫だろう」と見ていた学生の方が、「その後面接で不合格になった」という話を聞くこともあり、やはり面接という現場には何かあるのかな?と思わされることもしばしばです。

難しいのは「公務員試験に不合格になるのが怖いから一応一般企業の就活も…」というパターンです。
これについては、ごめんなさい。個々人の事情によるとしか申し上げられません。

というのは、かりに浪人するとなれば、経済的にも負担がかかります。またいわゆる新卒カードを放棄することにもなるので、人によってはとり返しのつかないことにもなりかねません。

「公務員になれないなら家業を継ぐ」「落ちたら大学院に行って、新卒カードを保ちつつ再挑戦」という方もいらっしゃいます。

ですので、ご自身の置かれた状況で、浪人するリスクをどこまで許容できるかということになってきます。

いずれにせよ、この場合、上記リンク内にもありますが、「スケジュール管理」それに尽きると言えるでしょう。

とは言っても、毎年両立させている方の方を圧倒的に多く見てきています。僕個人の体感にはなりますが、それについては間違いありません。