こんにちは!
数的処理科目担当講師の岩崎です。
講義内でも、問題文を文章のまま抱え込まないという方針で進めています。
その根拠について今一度確認すれば、次のようなメリットがあるからです。
①問題を解いていていちいち文章に返って、再度情報を引っ張り出すのは手間とストレスがかかる
②図や、数式、メモのような形にしておくことでひらめくことがある(あなたが持っている技術とのつながりが見える)
というものが言えるでしょう。
ただ、これは何も数的処理を解くに限った事ではありません。
勉強中の課題や悩みなども書いておくことで客観的に見ることができます。
決して自己啓発的な話をしているわけではなく、例えば、目の前にやるべき問題集が山積みになっている状況を想像してください。
山の高さから目をそむけたくなり、その「①情報自体がストレス」になってしまうことでしょう。
まず、今の時点でやるべきことが多くてストレスを感じているとすれば、何を何ページやらないといけなくて困っているのかを書き出してください。
それがわかれば、例えば、月単位週単位に割り振っていくことで、「情報のカタマリ」が「消化すべき日々の目標」という小さな粒に変わってくれます。
数的処理の学習と同じですが、情報に丸ごとかぶりつくのではなく、分解して整理することで気持ちがすごく楽になるはずですよ。
また、そうして整理しておくことで、クリアできた課題はあなたの自信になりますし、逆に課題のまま残っていれば「誰かに聞こうかな?」というようにアンテナを張れます。
「面接が不安」という悩みを手帳に書き出してあれば「学内で面接対策講座が開かれる」という情報にもピンと来るはずです。
課題をクリアに分解しておくことで「②ひらめき」につながります。
そう考えると、数的処理の学習というのも、根っこには「日々抱える課題の処理」のトレーニングの一端になっていると言えるのかもしれません。