公務員試験対策講座の講師ブログ

大学1年生から公務員試験の勉強をスタートするのはどうなのか?

■1年生からスタートするリスクとは?
■1年生からノーリスクで始められる公務員試験対策

■1年生からのスタートするリスクとは?
事情があれば2年生からもあり、というのを前回のブログでお話ししましたが、「1年生から本格的にやるべきか?」と言われると「うーん」と言わざるを得ません。
というのは、公務員試験って途中で挫折したり、不合格になったりすると何も残らないんですよね…。
もちろん、蓄えた知識は残りますし、また、数的処理科目など事務処理能力・課題解決力が磨かれると言えなくもないのですが、他の資格試験等に比べて、挫折の際のコスパが極めてよろしくないのが人にオススメする際の悩みです。
(他方で、簿記や法律の知識って会社に行っても使えますよね)
ですから、大学1年生の場合は、大学2年生よりも、スタートに慎重になっていいと思います。

■1年生からノーリスクで始められる公務員試験対策
もし、学習をスタートしたいというのであれば、次のようなパターンをオススメしておきます。
これらの4つのやり方であれば、ほぼノーリスクで大学1年生から公務員試験に向けて動ける、どころか「就職に向けて」という意味に限定すれば、コスパの良い大学生活が送れるにちがいありません。

①大学の講義で単位として認められる授業で、公務員試験と関連があるものはないか、チェックする。
例えば、憲法、民法、行政法、経済学、政治学など一般教養科目として設置している大学も多いでしょう。

自分の所属している学部以外でも単位が認められるケースもあるはずです。法学部、経済学部等、他学部の授業もチェックしてみましょう。

公務員試験につながる講義である可能性があるのは、例えば下記のようなキーワードを含むものです。
(※注:①あくまでも「可能性」です。大学の先生によっては独特な内容で講義されるかもしれません。その場合は公務員試験との関連度は低くなります。
②「配点の低い」あるいは試験によって出題されない科目もあるので、そこはご留意ください。比較的は移転の高い特にオススメの科目を黄色でマークしておきます)

②他の資格試験を公務員試験のステップとして使う。
具体的にオススメなのは、行政書士です。
公務員試験と範囲がかぶる
憲法・民法・行政法・会社法・政治経済・文章理解あたりが公務員試験とかぶるので学習することでムダになる部分がほぼありません。
また、試験の形式も行政書士試験は択一式が大半で、同じく択一式で実施される公務員試験の一次試験と、学習のスタイルも共通しています。

試験のスタイルという点では同じ択一式で、民法がかぶる宅建もありです。

③英語をやっておく
公務員試験では一般教養で英文が出題されますし、また、国家公務員試験では専門科目で「英語」を選択することができます。
また、英文が得意な方に朗報ですが、試験種によってはTOEICのスコアによる加点がある場合があります。

幸いにして我が国はTOEIC等、英語を学ぶ環境が整っています。
今まで苦手だった方も、これを機に、自分のペースで始めてみるのもいいのではないでしょうか。
とりあえず今は受験のように人と競わなくてもいいですし、ひょっとすると今までとは違って見えるかもしれません。
コツコツとでもTOEICのスコアを上げておけば、一般企業の就活にもいきますしね。

④数的処理だけやる
「最後にやっぱり自分の科目かよ!」と言わないでください。
これは全員ではなく、算数や数学に苦手意識のある方のみです。いずれにせよ、就職をするのであれば、筆記試験は避けて通れません。その意味で、かりに公務員試験を途中で挫折した、進路変更したとしても筆記試験のある就職活動をするのであれば、間違いなく無駄にはならないからです。
事実、僕がかつて一緒に学んだ受講生の方の中にも、結局公務員試験は受けなかったけど、勉強そのものは就活でとても役に立ったとおっしゃって下さった方がたくさんいます。

是非参考にして、充実した学生生活をお送りください。