「公務員試験受けてみようかなー」と少しでもお考えの方に、学習の第一歩を踏み出していただくための内容です。
よく、「安定している」「働きやすい」と色々なスクールのホームページには書いてあるので、じゃあ、もうちょっとつっこんで、「どんな人にとってどんなメリットがあるのか」を検証していきましょう。
まず、「育児休業とはなんぞや?」ということですが、ものすごくざっくり言ってしまえば、「子どもが生まれた日から子が1歳になるまでの間の期間で、働いている人が休業できる制度」です。状況によっては、1歳半、2歳まで延長することも可能です。
ではこの制度の運用状況について、一般企業と比べ、公務員はどのような差があるのでしょうか。
まず、一般企業に関するデータです。
「育児休業取得率は、女性は8割台で推移している一方、男性は上昇傾向にあるものの女性に比べ低い水準となっている(令和2年度:12.65%)。」
(出典:厚生労働省 育児・介護休業法の改正について)
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000851662.pdf
一方で公務員に関するデータです。
「新たに育児休業をした常勤職員は5,084人 うち男性は3,090人で取得率51.4%、女性は1,994人で取得率99.6% 」
(出典:仕事と家庭の両立支援関係制度の利用状況調査(令和2年度)の結果について)
https://www.jinji.go.jp/kisya/2110/ikukyuR3gaiyou.html
もちろん、制度そのものに議論はありますし、取得できればそれでいいのか?と言われると困ってしまうのですが、進路選択の一つの判断材料にはなりそうですよね。