公務員試験対策講座の講師ブログ

本試験で見たこともない問題が出た!

さて、すでに受験を経験された方、お疲れさまでした。
併願していればまだまだ続きます。
結果にかかわらず、気持ちを切り替えて学習を続けていきましょう。

受験が終わった後に聞く声として、「自分が勉強してきた内容と違うものが出た」という不安です。

「自分がやってきた勉強が間違っていたのではないか?」
という言葉が頭をよぎるかも知れません。

まず、常々お伝えしているように、①過去問を学習の中心に据え、かつ、②問題を見た瞬間に解法が浮かぶまで複数回解く、という手順で学習しておられたのであれば、あなたがやってきた勉強に間違いはありません。

可能性はいくつか考えられます。
①いわゆる「新傾向」といわれる新しい出題パターン。
②試験のレベルを超越した問題が出るケースも想定されます(例えば、例年国家総合職で出題されているレベルのものが国家一般職で出題される等)。
③傾向から外れているマニアックな内容

これらの場合、特定の試験種に向けて対策を行っていた場合、対応が難しくなるでしょう。
では、新傾向問題や、ハイレベル問題を追加で解く必要があるのかというと、答えはノーです。

多くの受験生が対応できないものも当然、問題の中には含まれますし、上記はそれらの典型的な例です。
「合格する人が解く」問題を解けばいいだけです。
安心して、今までどおりの学習を続けてください。

ただ、過去問を中心に学習していても、それと「手順が全く同じ」あるいは「きわめて類似している」問題ばかりが出題されるとはかぎりません。

「すぐには解法が浮かばないけど、なんか見たことあるなあ」、という印象を持ったのであれば、あなたが慣れ親しんでいる解法にたどり着くまでのステップが少し深いところに隠されている(情報量が多くて状況整理に時間がかかる、複数の解法を組み合わせて解く必要がある等)可能性もあるので、後回しにして落ち着いて考えてみるのもありです。