公務員試験対策講座の講師ブログ

「安定していそう」だけでスタートしてオッケーです。

学習をスタートしようか迷っている方へのアドバイスです。

「安定していそう」

学習をスタートするのに十分すぎる動機です。
まず、公務員の業務内容は多岐にわたります。

僕ですら、「ああ、こういうのも仕事に入るのか」と日々気づくぐらいなので、「ある程度仕事の内容を理解してから」と思っていると、その時が来ないまま卒業を迎えてしまいます。
就職活動でも1社の仕事内容を完璧に理解してからエントリーをする人はほぼいません。
民間企業の志望理由も、しっかり組み立てるのはエントリーした後ですよね。

とはいえ、公務員という税金で生活していく職業、ここはやはり、高尚な理由が必要なのでは…、

広く住民サービスを提供し、皆が安心して暮らせるまちづくりの一翼を担うべく、まずは事務処理能力の研鑽に励む必要があり、そのためには数的処理の学習をスタートし、以ってリッパナコウムインニナルショゾンニテ候。

えぇ………。

志望動機は面接当日までにきっちり用意すれば問題ありません。
また、勉強を続けているなかで、公務員の仕事の内容にどんどん詳しくなっていきます。
大学生の方であれば、学内説明会や合同説明会などで、職員の方と接する機会が持てます。
結果、きちんとした動機を本音(あるいはそれに近いレベル)で作れるようになります。

しかし、学力を伸ばすための時間は、試験日に向かってどんどん減っていく一方です。

ちなみに、例年、総合職試験で採用された方へのアンケートを人事院が行っているのですが、約20%程度が「堅実で安定している」というのを理由で上げています。
(総合職だからか、「公共のために仕事ができる」というのがトップに来るのはさすがです。)

「立派な理由なんてないけれど…」と悩む必要はありません。